ゴリラ
家電量販店では「一括◯円」など、ショップよりもお得なキャンペーンを見かけることがあります。
ただ「一括◯円」の仕組みとか、頭金がかかる場合があるとか、契約する前に知っておきたい知識もいくつかあります。
家電量販店でスマホを買う時に、お得に立ち回るための必要な知識をお伝えします。
先に正直な結論を伝えると、家電量販店でスマホを買う前に特に知っておきたいことは以下のとおり。
- 家電量販店では、独自割引を上乗せした「一括◯円」が注目
- ただし、今後はこのような割引施策がなくなる可能性が高い
- 「頭金」で5,000円~15,000円ほど高くなることがある
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目次
家電量販店の「一括1円」キャンペーン
まず、家電量販店の「一括1円」といった一括系のキャンペーンについて触れておきます。
ヤマダ電気@磯子では、今週末もiPhone SE一括1円やってますねぇー。#iPhone SE一括#1円#iPhone# SE#第2世代 pic.twitter.com/KnlftysyGF
— 何でぇもない日バンザーイ♪ (@HOiqQtQKoiafhxp) November 14, 2021
今話題のiPhone SE 1円まだやってました!ヨドバシカメラ博多は11月1日までですよー。☺️#iPhone1円 pic.twitter.com/seLM6Ma7v5
— ぶっちょ (@billmen11) October 31, 2021
こうしたセールは2021年夏頃から、各家電量販店で見られるようになりました。
一括1円のからくりは「店舗での割引の上乗せ」
家電量販店の一括1円は、「各店舗での割引を上乗せする」という独特の仕組みで実現しています。
前提として、キャリアは法律によって2.2万円以上の値引きをしてはいけないというルールがあります。
参照:電気通信事業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備について|総務省
なので、例えばオンラインショップだと、6、7万円台のスマホが1円で買えることは、まずありません。
家電量販店については、2.2万円のキャリアの値引きに、各店舗の独自割引を上乗せして大幅な値引きを実現しています。
「店舗による値引きの上乗せなら2.2万円を超えてもOK」という解釈のようですね。
2023年は「たたき売り」はなくなると予想
しかし、このような行き過ぎた割引によって、転売目的での契約者が増えたり、割引を受けられるユーザーとそうでなユーザーの不公平感が生まれました。
政府や公正取引委員会は、以前からスマホの過剰な割引の是正を検討してきました。
そして2022年11月には、4キャリアがスマホの異常な値引きに対して規制を作るべきという提案をしています。
参照:総務省|競争ルールの検証に関するWG|競争ルールの検証に関するWG(第37回)
今後は2021〜22年頃に見られた「一括1円」のような割引販売はなくなっていくと予想されています。
スマホを買う時に「頭金」がかかる|5,000~15,000円ほどの上乗せ
話はガラッと変わって「頭金」の話です。
一括1円などの特別なケースを除き、家電量販店でスマホを買うときに、本体価格に「頭金」がプラスされることがあります。
家電量販店でのスマホの価格=本体価格(定価)+頭金
頭金は、金額にすると5,000~15,000円程度です。1万円を超えることも多いので、買う側からすると大きな負担になります。
一括1円などの激安セールがある一方で、定価よりかなり高い価格でスマホを買うことになる可能性もあるということです。
▼こちらは11,000円の頭金が上乗せされています。
ソフトバンクLG G8X thinQの価格
頭金がなければ55,440円 pic.twitter.com/I8Vg9jyHgj— YO (@ya1453) December 1, 2019
ドコモショップやauショップなどでも、この頭金がプラスされています。普段キャリアショップでスマホを買っていて、意識せずに払っていた方も多いかもしれません。
家電量販店なら無条件で安く買えるわけではないので、見極めは必要になります。
頭金の正体は「店舗の取り分」
ここで「頭金が何者なのか」というところも少し解説します。
頭金はずばり「店舗の取り分」です。
今は改善されていると聞きますが、以前までは、家電量販店などのキャリアの代理店がスマホを仕入れる時の卸値は、各スマホの本体価格(定価)と同額でした。
つまり、定価でスマホを売ると、代理店としての利益はゼロになってしまっていたのです。
そのため、スマホの販売で利益を得るためには、頭金の上乗せが必要となっていたのです。
頭金については「オンラインショップ」なら0円にできる
ちなみに頭金については、オンラインショップから購入すると0円にできます。
オンラインショップはキャリアからの直販なので、頭金は不要です。
これで5,000~15,000円ほど節約になります。
加えて、家電量販店などでかかる契約手数料3,300円もオンラインショップなら0円になります(4大キャリアだとauはかかります)。
という感じで、オンラインショップでも費用を節約できます。
- 激安キャンペーンを色々探してみたい方は家電量販店
- 楽にお得なお買い物をしたい方はオンラインショップ
がそれぞれおすすめですね。
そのほか家電量販店で気を付けたいこと・知っておきたいこと
そのほかの、家電量販店でスマホを買う時に気を付けたいこと・知っておきたいことを見ていきましょう。
- オプションの営業を受ける可能性がある
- 店員さんが寄ってくる
- 店員さんの知識量は人による
- 行ってみないと割引の内容がわからない
オプションの営業を受ける可能性がある
最近ではかなり減っていますが、家電量販店では契約時に「このオプションもいかがですか?」という形で、オプション加入の営業を受けることがあります。
オプションに加入することで、お店にはキャリアからインセンティブが入るので、当然の行動とも言えます。
(以前はオプション加入を条件にした割引の提示もありました。今はほとんどなくなっているようです。)
個人的には、オプションは全部外しておいてOKだと考えています。
一部のオプション以外は、後から加入できるものがほとんどです。
オプションの中でも「端末購入プログラム」「端末補償サービス」系は、購入時でないと入れません。
それ以外のエンタメ系などのオプションは、緊急性は低いです。
店員さんが寄ってくる
家電量販店でスマホを見ていると、店員さんがけっこう寄ってきます。
店員さんに相談しながら決めたい人にはメリットですが、一人でじっくり見比べたい人にはデメリットになりますね。
店員さんの知識量は人による
家電量販店に行けば、店員さんに相談できると考える方も多いかもしれません。
ただ、実際のところ、店員さんの知識量もまちまちです。質問にきちんと答えられる人と、そうではない人がいます。
家電量販店のスマホ販売は、バイト・派遣スタッフの人も多いです。ベテランの店員さんのような知識を持ち合わせてない方にあたる可能性も少なくありません。
きちんと相談したい場合は、分かりそうな雰囲気の店員さんにこちらから声をかけることをおすすめします。
行ってみないと割引の内容がわからない
家電量販店の大きなデメリットが、割引の内容が店舗によって異なり、現地に足を運ばないことには、お得な案件があるかわからないということです。
情報を自分の足で稼ぐ必要があります。
完全な無駄足になることもしばしばです。
Web代理店なら格安販売の情報が自宅からわかる
先に各キャリア公式の「オンラインショップ」について説明しました。
それとはまた別に「Web代理店」というものもあります(特にソフトバンクに多い)。
Web代理店は、家電量販店のスマホコーナーをWeb上で運営している企業とイメージするとわかりやすいかもしれません。
例えばソフトバンクの代理店「スマホ乗り換え.com
このようなWeb代理店であれば、自宅にいながら割引情報を事前に知ることができますし、端末によっては、自宅で注文してしまうこともできます。
家電量販店に足を運ぶのが面倒、時間がないけどお得な案件で契約したい、という方は、検討してみてもよいですね。
まとめ
家電量販店でスマホを買うときの重要なポイントとしては、あらためて以下のとおり。
- 家電量販店では、独自割引を上乗せした「一括◯円」が注目
- ただし、今後はこのような割引施策がなくなる可能性が高い
- 「頭金」で5,000円~15,000円ほど高くなることがある
頭金については各社オンラインショップから買うと0円になります。事務手数料もau以外は0円で、費用としてはかなり節約が可能です。
ちなみに:契約するならオンラインショップがお得です
契約を検討しているのであれば、オンラインショップがお得なので、最後にそれだけ簡単に説明しておきます。
理由は以下3点です。
- 事務手数料、頭金がかからない(auは手数料かかります)
- オンライン限定キャンペーンがある
- 来店不要・待ち時間がない
金銭的メリット(事務手数料、頭金)だけでなく精神的なメリット(来店・待ちなし)も大きておすすめ。
また、各社が直営する公式オンラインショップなので安心して契約できます。
少しでもお得にかしこく契約したいと思っている人は、ぜひオンラインショップを使ってみてください。