ゴリラ
ワイモバイルとUQモバイル、今から契約するならどっちがいいかな?
「YとUQどっちが良いのか」論争には答えがなく、使い方によって、どちらを選べば良いのか変わります。
この記事では最新の情報を元に両サービスを5項目で比較します。
▼ワイモバイルをおすすめしたい人▼
- 家族で複数回線を契約する
- PayPay経済圏の住人
- 格安の端末をセットでゲットしたい
▼UQモバイルをおすすめしたい人▼
- 一人で契約する
- 自宅の電気をauでんきに変えられる
- 節約モードが使いたい
【プラン料金・割引】を比較
最新の両サービスのプラン料金は以下のとおり。
▼ワイモバイル▼
スクロールできます→
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
家族割・おうち割 適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量 (データ増量) ※1年間は無料で増量 | 3GB (+2GB) | 15GB (+5GB) | 25GB (+5GB) |
制限時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
回線 | 4G/5G | ||
通話 | 22円/30秒 |
▼UQモバイル▼
スクロールできます→
くりこし プランS +5G | くりこし プランM +5G | くりこし プランL +5G | |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
自宅セット割 適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量 (データ増量) ※7ヶ月間は無料 | 3GB (+2GB) | 15GB (+5GB) | 25GB (+5GB) |
超過後 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
回線 | 4G/5G | ||
通話 | 22円/30秒 |
前提:通常料金はUQモバイルが安い
割引を一切考慮せずに、シンプルに比較するなら、UQモバイルの方が安いです。
そのため、UQモバイルを選んでおけば損することはありません。
割引後の料金は同じ|「割引の受けやすさ」で判断
両サービスでは割引の種類が異なります。
▼ワイモバイル▼
- 家族割引サービス
家族で契約すると2回線目から割引 - おうち割 光セット(A)
ソフトバンク光、ソフトバンク Airとのセット契約で全員割引
▼UQモバイル▼
一見、複雑なように見えますが、どの割引も併用できませんし、どの割引を受けたとしても、割引後の料金は同じで、以下に収まります。
なんで、自分の環境でどの割引が受けやすいか、と考えてみるのがおすすめ。
個人的には
というのが、最も手続き的なハードルが低いんじゃないかな、と思います。
ワイモバイルには「おうち割 でんきセット(A)」もあり、対象電気サービスとセットで契約すると、2年間、全員が毎月110円割引を受けられます(3年目〜は55円割引に減額)。
ただし割引のインパクトは小さいため、無視して良いレベルです。
auでんきは23年4月/6月に電気料金が見直し(値上げ)されます。
また23年6月請求分から、Pontaポイントの還元率が下がります。
親子割(学割)に違いはない
両サービスには5〜18歳の若者と、その家族が割引を受けられる「親子割」が用意されています(期間限定)。
2023年版の親子割では、1年間はそれぞれプランM・Lが以下の料金で使えます。
スクロールできます→
ワイモバイル | UQモバイル | |
---|---|---|
機関 | 2〜13ヶ月目 | 2〜13ヶ月目 |
Mプラン(15GB) 1回線目 / 2回線目 | 2,178円 / 990円 | 2,178円 / 990円 |
Lプラン(25GB) 1回線目 / 2回線目 | 3,058円 / 1,870円 | 3,058円 / 1,870円 |
かけ放題の通話パックの違い
かけ放題系の通話オプションには差があります。
- ワイモバイル
- 10分以内無料:770円
- 無制限かけ放題:1,870円 ※60歳以上は1,100円割引
- UQモバイル
- 10分以内無料:880円
- 無制限かけ放題:1,980円 ※60歳以上は1,100円割引
- 60分/月まで定額:550円
通話パックはUQモバイルの方が少し高いです。
また、UQモバイルには60分まで550円で使えるパックが用意されています。
- 基本料金はUQモバイルの方が安い
- 各種割引を受けたあとの料金は同じ
「自分の環境で割引を受けやすいのはどちらか」で考えるのがおすすめ。
【速度】を比較
この両者は、ともに大手キャリアのサブブランド。格安SIMの中でも最大速度、安定感はトップレベルです。
ぶっちゃけ、どっちを選んでもOK。
ここで速度差を比べることにあまり意味はありません。
地域や利用環境、時期によっても変わるため、厳密に速い方・安定している方を選びたいなら、両方契約して判断するしかありません。
以下、みんなのネット回線速度(みんそく)からの引用です。
- ワイモバイル
- Ping:42.82ms
- 下り:55.06Mbps
- 上り:12.7Mbps
- UQモバイル
- Ping:50.27ms
- 下り:76.46Mbps
- 上り:14.71Mbps
※2023/02/22時点
UQモバイルは「節約モード」が超便利
どちらが速いかは不毛な議論ですが、それよりも注目すべきは、UQモバイルは「節約モード」が使えることです。
アプリやウィジェットでサクッと切り替えられる「節約モード」にすれば、速度を抑える代わりに、ギガの消費をストップできます。
節約モード時の速度は
- くりこしプランS +5G:最大300Kbps
- くりこしプランM/L +5G:最大1Mbps
速度を調整できるという点では、UQモバイルに分があります。
UQさんの回しもんです
データ通信、節約モードにしておけばギガが減らない‼️
これは神ですね…
ちなみに動画とか見るんでなければ節約モードで全然へいき pic.twitter.com/mHCY3f6rDI— (@namamiane) February 20, 2023
【経済圏】を比較
ワイモバイルはPayPay、UQモバイルはau PAY(Pontaポイント)と相性良く利用できます。
自分がよく使う決済サービス・ポイント(経済圏)で選ぶのもおすすめです。
スクロールできます→
ワイモバイル PayPay経済圏 | UQモバイル au経済圏 | |
---|---|---|
ポイント | PayPayポイント | Pontaポイント |
ECモール | Yahoo!ショッピング | au PAYマーケット |
決済サービス | PayPay | au PAY |
クレジットカード | PayPayカード | au PAY カード |
銀行 | PayPay銀行 | auじぶん銀行 |
証券 | PayPay証券 | auカブコム証券 |
固定回線 | ソフトバンク光 | auひかり |
ふるさと納税 | さとふる ふるなび | au PAYふるさと納税 |
ワイモバイルはPayPayとの相性がバツグン
ワイモバイルユーザーの特典の中でも大きいのが、追加料金なしで
Yahoo!ショッピングの買い物が毎日+2%還元- ebookjapanで電子書籍が25%還元
- ヤフオクの落札システム利用料が無料
- 110冊以上の雑誌が読み放題 など
またワイモバイルはEnjoyパック(550円/月)というオプションに入った上でPayPay決済すれば、常時12%還元でYahoo!ショッピングを利用できるようになります。
Yahoo!ショッピングのすべての買い物が12%オフになるというのは、なかなかインパクトがあります。
UQモバイルのメリットは地味
一方のUQモバイルユーザーは「ワイモバイル×PayPay」ほどのインパクトがある特典は受けられません……。
▼UQユーザーになると得られる経済圏メリット▼
- 毎月5・8・15・25日に対象店舗でau PAY決済をすると、最大3%還元(たぬきの吉日)
- au PAYの「オートチャージ機能」が使える
- au PAYカードの年会費(1,375円)が無料 など
ワイモバイルの「毎日12%還元」と比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
【キャンペーン】を比較
契約する際に受けられるキャンペーンにも特徴があります。
ざっくり「ワイモバイルはお得だが条件が複雑」「UQモバイルはシンプルにお得」という感じです。
ワイモバイルは格安SIMの中でも随一の端末セールを行うことで有名。
「乗り換え」「M/Lのプラン指定」といった条件が付くことが多いものの、スマホが1円で買えることも多いです。
SIMのみ契約でも常に1万円程度の還元をおこなっています。
さらに新どこでももらえる特典など、PayPayの利用を条件にポイントバックを受けられるキャンペーンもありますが、条件が複雑で、少し面倒。
一方でUQモバイルのキャンペーンはワイモバイルと比べれば、シンプル。
面倒だけど高還元を狙うか、シンプルに及第点を獲りに行くか、で判断してみてくださいね。
【取り扱い端末】を比較
両サービスとも、最新のハイエンドモデルの販売はありません。
- iPhone
型落ち、SE、認定中古品 - Android
エントリー〜ミッドレンジモデル(〜4万円くらい)が中心
ワイモバイルは国内販売のSIMフリーモデルを中心に、UQモバイルはauのエントリークラスのスマホをそのまま販売してます。
端末の「多様さ」で言えば、ワイモバイルの勝利。
国内では唯一、Android Oneシリーズを取り扱っています。
世界各国のメーカーとGoogleが共同開発しているスマホ。OSのアップデート保証があり、長く使える。
単純に欲しい端末がある方で契約するのもあり。
ただし、両オンラインショップでは端末単体でも購入できます。
少し上級者向けですが「SIMだけUQモバイルで契約、端末はワイモバイルで買う」みたいなことも、できなくはありません。
その他の違い
以下は重要度は低いものの、人によっては重要かもしれない違いをまとめておきます。
- オンラインショップの支払い方法
- Y:クレジットカード、代引き、PayPay
- UQ:クレジットカード、代引き、Pontaポイント
- 月々の支払い方法
- Y・UQ:クレジットカード、口座振替
- 店舗
- Y:ソフトバンクショップでも契約可
- UQ:auショップでも契約可
- キャリアメール
- Y:無料
- UQ:220円/月
- オンラインショップの事務手数料
- Y:無料
- UQ:3,300円
- データシェアSIM
- Y:あり
- UQ:なし
ワイモバ×UQの併用(2台持ち)はメリットはアリ?
うーん、どっちかに決めきることができないな!両方契約して併用するのはどうだろう?
併用すれば、それぞれにしかないメリットを両取りできます。
- ワイモバイル限定のメリット
- Yahoo!ショッピングで常に12%還元
- 無料でキャリアメールが使える など
- UQモバイル限定のメリット
- 節約モードでギガ節約
- 60分/月まで定額かけ放題(550円/月)を付けられる など
また、ソフトバンクとauの2回線を併用することで、どちらかの回線に障害が起きたときのバックアップにもなります。
「ワイモバユーザーがUQをサブに」は検討の余地あり
ワイモバイルユーザーがauでんきを契約した上で、UQモバイルのくりこしプランS +5Gを契約するのはアリかな、というのが、僕が考えた結論。
- ソフトバンク回線のバックアップになる
- UQモバイルの節約モード(最大300Kbps)でデータ通信すれば、ワイモバイルのギガを消費せずに済む
1回線目から割安で利用できるというUQモバイルの特徴を活かした作戦です。
例えば、各サービスのSプランを併用するなら……
- ワイモバイル:2,178円/3GB(1年間は5GB)
- UQモバイル:990円/3GB(7ヶ月間は5GB)
→7ヶ月目までは3,168円で10GB
めちゃくちゃ安いわけではありませが、大手キャリア品質の2回線が3,000円そこそこで維持できることを考えれば、悪くないと思います。
逆にUQユーザーだと、2,178円払ってまでワイモバを追加契約するのは、なんか微妙な感じだな
併用よりも「1年おきに交互に乗り換え」の方がメリットが大きそう
そもそもワイモバイルやUQモバイルを選んでいる時点で、1円でも余計な料金は払いたくない!という方がほとんどだと思います。
なんで、併用というよりは、1年毎にワイモバイルとUQモバイルを交互に乗り換える方が、乗り換えの特典を受けられるので、メリットがあるかもしれません。
ただし頻繁に乗り換えていると、2回目、3回目で契約審査に通らなくなる可能性もゼロではありません。
そんなときでも、しばらく時間を空ければ通る可能性もあるので、致命傷にはなりません。
バックアップ回線を持つなら
「有事のバックアップ」が目的なら、もっと安く維持できるサービスを選ぶのもおすすめ。
- ワイモバイルユーザー
- povo2.0(au回線)0円〜
- UQモバイルユーザー
- 日本通信SIM 合理的シンプル290(ドコモ回線)290円〜
- mineo マイそくスーパーライト
(ドコモ・ソフトバンク回線)250円
まとめ:こんな人には●●モバイル
▼ワイモバイルをおすすめしたい人▼
- 家族で複数回線を契約する
- PayPay経済圏の住人
- 格安の端末をセットでゲットしたい
▼UQモバイルをおすすめしたい人▼
- 一人で契約する
- 自宅の電気をauでんきに変えられる
- 節約モードが使いたい
- iPhone:【最新】iPhoneを安く買う方法を忖度なく正直に教えます
- 料金プラン:ワイモバイルの料金プランを解説!
- おトク:ヤフー店って何なん?ワイモバイルと違うの?
- おすすめ:ワイモバイルのおすすめスマホを目的別に紹介!