ゴリラ
ソフトバンク社の格安ブランド「ワイモバイル」の、最新の料金プランを紹介した上で、他社プランとの比較を行います。
先に正直な結論を伝えると、ワイモバイルの2021年〜の新プランのポイントは以下の3点。
- 料金が安くなった
- 家族割の割引額が大きくなった
- 5Gサービスが追加
1人で契約するなら、ahamo、povo2.0、LINEMOなどの格安プランの方がお得ですが、小容量のプランや家族で契約するなら、ワイモバイルを検討してもOK。
※当記事の情報は執筆時点での情報です。最新情報の提供に努めてはいますが、契約時には必ず公式サイトにてご確認ください。
ちなみに…
ワイモバイルで契約するならオンラインストアが圧倒的におすすめです!
- 事務手数料が無料(3,850円おトク!)
- 1円で買えるスマホもある
- 自宅にスマホやSIMが届く!
「1円スマホ」も多数あり!
※2022/4/1から「PayPayボーナス」の名称は「PayPayポイント」に変更されました。本文中で「PayPayボーナス」と記載があるところは「PayPayポイント」に読み替えてご参照ください。
ワイモバイルの新料金プランを解説
ワイモバイルは2021年2月に最新プラン「シンプルプラン」の提供を始めました。
▼シンプルS/M/L【新プラン】
↓スマホは左右にスクロールできます!
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
家族割・おうち割 適用時 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量 (データ増量) ※1年間は無料で増量 | 3GB (+2GB) | 15GB (+5GB) | 25GB (+5GB) |
制限時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
回線 | 4G/5G | ||
通話 | 22円/30秒 |
5Gサービスが追加
今回の新プランから5G通信が追加されています。
現状はエリアはごく限られたスポットとなりますが、今後、5Gの普及に合わせてプラン変更する必要はありません。
家族割の割引額が1,188円にアップ!シンプルSなら最安990円!
これまで「550円/回線」の割引だった家族割引サービスが、1,188円/回線になりました。
家族2人目以降は全員1,188円の割引を受けられます。
割引額は3つのプランとも同じ。
シンプルSだと、2,178円⇒990円となり、スマホ業界最安レベルです。
光回線とのセット割もある
ワイモバイルには光回線とのセット割引「おうち割 光セット(A)」があります。
「ソフトバンク光」または「ソフトバンクエアー」とセットで家族全員が1,188円割引を受けられます。
ソフトバンクとは異なり、上記の家族割引サービスと併用できません。
家族割かおうち割、どちらかを選ぶことになります。
- 家族割→2回線目から割引
- おうち割→1回線目から割引
なんで、ソフトバンク光などを契約する予定であれば、おうち割の方が1,188円お得ということになります。
※ただし、おうち割のためだけ不要な固定回線を引くことはおすすめしません。
容量を使い切った後も最大1Mbpsで通信できる
シンプルM・Lは、データ量を使い切った後も、最大1Mbpsで通信できます。
1Mbpsは「高画質な動画は視聴できないし、視聴するまでに時間がかかることもあるけど、見れなくはない」くらいの速度です。
あくまで「最大」1Mbpsなので、お昼時や夜間などは、それよりも低下します。
ちなみにシンプルSで容量を使い切ると、最大300Kbpsに制限されます。
通話はオプションになった
以前は「10分間の通話かけ放題」が付いていましたが、今回から有料のオプションになりました。
- だれとでも定額(770円/月)
10分以内の国内通話が無料 - スーパーだれとでも定額(S)(1,870円/月)
国内通話が全て無料
通話をあまり使わない人は安く使えるようになりました。
【朗報】2021年8月から「データくりこし」スタート!
2021年8月、これまでUQモバイルにはあってワイモバイルにはなかった「余ったデータ容量の翌月への繰り越し」に対応しました。
「繰り越しがないからワイモバイルはちょっと……」と諦めていた方にとって、朗報だったと思います!
2022年12月、「プラン変更先取りプログラム」がスタート!
また、データ容量の小さいプランから大きいプランに変更した場合、当月から変更後のデータ容量が使える「プラン変更先取りプログラム」もスタートしています。
【他社プランと比較】大容量はahamoやpovo・低容量はワイモバイルかUQモバイル
最近はいろんなところで格安のプランが出ているけれど、実際のところ、ワイモバイルはお得なのか?
ここからは、他社プランとワイモバイルを比較していきましょう。
結論を先に示すと、以下の通り。
- 大容量プラン
ahamoなどの大手格安プランがお得。家族割引サービスが使えるならワイモバイルもアリ - 低容量プラン
家族割引サービスが使えるなら、ワイモバイルもあり
大容量プランを比較|家族割が使えるなら可能性あり
20GB帯はワイモバイルをはじめ、
プランを比較すると以下の通り。
▼大容量プラン(20GBなど)の比較
↓スマホは左右にスクロールできます!
容量 | 料金 | 家族割 | 無料通話 追加料金 | |
---|---|---|---|---|
「シンプルL」 | 25GB | 4,158円 | -1,188円 2回線目から | +770円で 10分かけ放題 |
「くりこしプランL +5G」 | 25GB | 3,828円 | ー | +880円で 10分かけ放題 |
ahamo | 20GB | 2,970円 | ー ドコモの 頭数にカウント | +0円で 5分かけ放題 |
povo2.0 | 20GB/30日 | 2,700円 | ー | +550円で 5分かけ放題 |
20GB | 2,728円 | ー | +550円で 5分かけ放題 (1年無料) | |
5〜20GB | 2,178円 | ー | +0円で 完全かけ放題 Rakuten Link |
楽天モバイルが20GB以下であれば2,178円と、ここで紹介するサービスの中では最安(ただし、パートナー回線エリアでは、5GB以上使うと、最大1Mbpsに制限)。
それ以外の大手キャリアの格安プランと比べると、
- UQモバイル・ワイモバイルは5GB多いが高い
- 大手格安プラン5GB少ないが安い(ahamoは5分かけ放題付き)
です。
しかし、ワイモバイルは唯一「家族割引サービス」という大きなメリットがあり、2回線目から2,970円で25GB使えます。
「1人なら大手格安プラン、家族みんなで契約ならワイモバイルもアリ」という感じです。
15GBにプランを落とす方法もある
逆に、シンプルM(15GBで3,278円)にプランを下げる、という選択肢もあります。
- 家族割引で15GBが2,090円
- 超過後も最大1Mbpsで通信できる
- 余ったデータは翌月に繰り越せるので、20GB使えることも
かなり「アリ」ではないでしょうか。
大手格安プランのデメリット=ワイモバイルのメリット
また、ahamoなどの大手格安プランの弱点は、そのままワイモバイルのメリットになります。
▼例:ahamoの弱点▼
- 申し込みはオンライン限定
→ワイモバイルは実店舗での申込みもできる - 店舗のサポートはなし
→ワイモバイルは店舗サポートあり - ahamoは3G回線に非対応
→ワイモバイルは3G、4G、5Gに対応
※3Gがつながらないと、山間部で繋がりにくい可能性あり
「店舗のサポートは絶対欲しい」という方は、ワイモバイルが有力な選択肢になります。
小容量プランを比較|こちらも家族割が使えるならアリ
小容量のプランは「3GBで約1,000円」が一つの基準になっています。
スクロールできます→
容量 | 料金 | 無料通話 追加料金 | |
---|---|---|---|
「シンプルL」 | 3GB | 2,178円 家族割で990円 | +770円で 10分かけ放題 |
「くりこしプランL +5G」 | 3GB | 1,628円 | +880円で 10分かけ放題 |
povo2.0 | 3GB/30日 | 990円 | +550円で 5分かけ放題 |
3GB | 990円 | +550円で 5分かけ放題 (1年無料) | |
〜3GB | 1,078円 | +0円で 完全かけ放題 Rakuten Link |
ワイモバイルの「3GBで2,178円」は正直、高いです。
ただし、家族割引サービスが使えるのであれば、他社と同等の水準にまで下げることができます。
ヤフープレミアム会員が無料、などのワイモバイル独自の特典まで含めると、十分、検討の余地が出てきます。
【そのほかのプラン】ケータイ・タブレットもある
スマホ向け以外のプランには、どんなのがあるのか教えて欲しい!
スマホ向け以外のプランには、以下があります。
- タブレット向けの「データベーシックプランS/L」
- ポケットWi-Fi向けの「Pocket WiFiプラン2」
- ケータイ向けの「ケータイベーシックプランSS」
タブレット・ポケットWi-Fiのプランはちょっと割高。正直、あまりおすすめではありません。
一方で、ケータイのプランは通話のみなら安く使えます。こちらはニッチですが、使い道がありそうです。
タブレット向けの「データベーシックプランS/L」(2021年8月17日受付終了)
タブレット向けのデータ通信専用の料金プランとして「データベーシックプランS/L」があります。
▼データベーシックプランS/L
月額料金 | データ容量 | |
---|---|---|
データベーシックプランS | 2,178円 | 1GB |
データベーシックプランL | 4,065円 | 7GB |
料金はかなり割高です。
できればSIMフリーのタブレットを買って、格安SIMなどのSIMを挿して使っていきたいところですね。
ポケットWi-Fi向けの「Pocket WiFiプラン2」
ワイモバイルでは、ポケットWi-Fiの取り扱いもあります。
料金プランは2種類。
▼「Pocket WiFiプラン2」
月額料金 | |
---|---|
Pocket WiFiプラン2 上限なし | 4,818円 |
Pocket WiFiプラン2 7GBまで | 4,065円 |
すごく高くはないですが、料金や端末代の割引キャンペーンがない分、WiMAXの安いプロバイダと比べると、少し割高です。
「スマホとセットで安くなる」などのサービスも特にないので、あえてワイモバイルでポケットWi-Fiを使うメリットはありません。
ケータイ向けの「ケータイベーシックプランSS」
ケータイ向けのプランに「ケータイベーシックプランSS」があります。
▼ケータイベーシックプランSS
- 通話のみなら月額1,027円で利用可能
- 1時〜21時はワイモバイル、ソフトバンクへの通話し放題(通常は22円/30秒)
- データ通信を行う場合は、ベーシックパック(月額330円)+パケット定額(0~4,950円)が別途必要
「電話だけ使いたい」という人にはとくにお得なプランです。
注目は、1時〜21時の間はワイモバイルやソフトバンクへの通話が無料になること。通常は22円/30秒がかかります。
データ通信もできますが、こちらはやや割高です。
まとめ
新プランは「シンプルで分かりやすい、そして安い」というのが特徴です。
他社と比べると、一人で契約するなら、そこまでお得感はありませんが、家族割引サービスが使えるなら、一気に選択肢に入ってきます。
ちなみに:ワイモバイルを契約するならオンラインがお得
ワイモバイルを契約するなら、特別な事情がない限り、オンラインでの手続きがおすすめです。
- 事務手数料が無料(3,850円おトク!)
- 機種代の割引がある(約3.6万円割引も!)
オンラインは、
- スマホを買う
→どっちでもほとんど変わらない(欲しい端末がある方で買う) - SIMだけ(新規)
- 18歳以下→
ヤフー店 - 19歳以上:
公式オンラインストア
- 18歳以下→
- SIMだけ(乗り換え)
→ ヤフー店
ざっくり、こんな感じです。
↓左右にスクロールできます!
契約 | ワイモバイル (公式) | ヤフー店 (代理店) | ||
---|---|---|---|---|
機種変更 | 機種によって 端末割引あり | |||
端末セット | 新規 | 最大約4万円 の端末割引 | ||
乗り換え | au ドコモ 楽天から | |||
ソフトバンク LINEMOから | ー | |||
SIMのみ | 新規 | ML:最大1万円 S:最大3,000円 ※PayPay決済の買い物で 20%分還元 + ML:最大1万円 ※使用者が5〜18歳 | ML:6,000円 ※18歳以下MLは1万円 + 最大7,000円 ※PayPay決済の買い物で 20%分還元 | |
乗り換え | au ドコモ 楽天から | ML:最大1万円 + ML:最大1万円 S:最大3,000円 ※PayPay決済の買い物で 20%分還元 | ML:1万円 S:3,000円 + ML最大7,000円 ※PayPay決済の買い物で 20%分還元 | |
ソフトバンク LINEMOから | ー | |||
事務手数料 | 無料 | |||
さらにプラスで…↓↓ | ||||
新どこでももらえる特典 | ML:最大6,000円相当 S:最大500円相当 |
またどちらで契約する場合も、
※新規・のりかえ・番号移行・シンプルS/M/Lへの変更が対象。シンプルS/M/L内のプラン変更と機種変更(指定プランからのプラン変更を伴う場合は除く)は対象外です。
※クレジットカードでのお支払いは対象外。ただし、PayPayアプリを介したPayPayカード、ヤフーカードでのお支払いは対象。
※シンプルSは500円相当。シンプルM/Lは6,000円相当。後日PayPayポイントを付与。出金と譲渡はできません。