ゴリラ
Pixel 7ってハイエンドなのに、そこそこ安くて良い!みたいな話を聞いたゾ。実際どうなの?
筆者は2022年11月にGoogle Pixel 7を購入し、約半年間、サブ機として利用してきました。
中長期で利用して感じたことを共有します。
ただしハイエンド並みの性能で8〜9万円台、プログラムを使えば3万円台で使えることが、ほとんどのデメリットを帳消しにしてくれます。ミドルレンジからハイミドルあたりの端末を検討しているなら、少し頑張ってPixel 7にするのもアリです。
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目次
Google Pixel 7のスペック
スクロールできます→
Pixel 7 | Pixel 7 Pro | |
---|---|---|
サイズ | 縦:155.6mm 幅:73.2 mm 厚み:8.7 mm | 縦:162.9mm 幅:76.6 mm 厚み:8.9 mm |
重さ | 197 g | 212 g |
SoC | Google Tensor G2 | |
RAM | 8GB | 12GB |
ストレージ | 128GB / 256GB | 128 GB / 256 GB / 512 GB |
microSDカード | 非対応 | 非対応 |
ディスプレイ | 約6.3インチ 有機EL FHD+(2400x1080) | 約6.7インチ 有機EL QHD+(3120x1440) |
輝度 | ・最大:1,000ニト(HDR) ・ピーク輝度:1,400ニト | ・最大:1,000ニト(HDR) ・ピーク輝度:1,500ニト |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大120Hz |
メインカメラ | メイン:50MP 超広角:12MP | メイン:50MP 超広角:12MP 望遠:48MP |
生体認証 | ・画面内指紋認証 ・顔認証 | |
防水・防塵 | IP68 | |
イヤホンジャック | ー | ー |
そのほか機能 | ステレオスピーカー ワイヤレス充電 リバースチャージ | |
SIM | デュアルSIM (nanoSIM+eSIM) (eSIM+eSIM) | |
5G | Sub6 | Sub6・ミリ波 |
「ここは改善して欲しい」Pixel 7のデメリット
今回お伝えする個人的に改善を希望したい部分は以下の4点。
指紋認証がストレス
僕の指は他のスマホでも、画面内指紋認証との相性があまりよくありません。
その前提ではありますが、Pixel 7ではほぼ指紋認証が成功しません……。この記事を書くまで、1発で通ることはほぼゼロでした。
「指紋認証、最悪でした」では面白くないので、どうすれば認証されやすくなるのか、いろいろと調べて試してみました。
- ◯ 触れるだけでなく「ぐいっ」と押し込む感じで当てる←わりと効果あり!
- ◯ 指紋を登録し直す
- ◯ 親指ではなく人差し指、中指に変えてみる
- 「設定」→「ディスプレイ」の「画面保護シートモード」をオン・オフしてみる
- 評判がいいフィルムに変えてみる
個人的には上3つの方法で、明らかな改善が見られました。
また今後のアップデートで改善されることがあるかもしれません。
重い
公称値は197g(6.3インチ)で、使用しているケース込みでは約230gです。
- iPhone 14:172g(6.1インチ)
- Galaxy S23:168g(6.1インチ)
ミドルレンジの「大容量バッテリー」を謳うようなモデルなら、200gそこそこの端末は多々あります。
一方でiPhone 14、Galaxy S23などの「ハイエンド」が約170gなことを考えると、もう少し頑張ってほしいな、という気持ちになります。
(Pixel 7は画面サイズが少し大きいので、単純な比較はできませんが……)
取り回しやすさを求めるなら、廉価モデルで一回り小さい「Google Pixel 6a」を検討しても良さそうです。
Macとの連携、データの転送が面倒
僕はMacユーザーです。スマホ↔PC(Mac)の連携が最高なiPhoneと比べると、やはり面倒な部分はあります。
特にPixel 7で撮った写真や動画をMacに転送する方法は、これまでいろいろと試行錯誤してきました。
現状、データを転送する際は
- Android→Mac:AnDrop(アプリ)
- Mac→Android:snapdrop(ブラウザ)
を利用しています。
ただ、数ギガ単位の動画をまとめて移すときは有線で転送できる「Android File Transfer」を使っていましたが、なぜか、最近、うまく接続できないことが多くなってしまいました。
Pixelはカメラが良いだけに、ここがもう少しシームレスになれば、iPhone×Macユーザーの牙城に攻め入れるのでは……と思います。
あとMac↔Android間のデバイスを跨いだコピペも、もう少しスムーズにできないかなぁと探っておりますが、なかなか最適解が見つかりません。
レコーダー「文字起こし」の他のAndroidへの解禁を期待
僕がPixel を購入した理由の9割は、レコーダーの「文字起こし」を利用するためです。
仕事柄、インタビューをする機会があり、Pixelの文字起こし機能によって、劇的に業務が効率化されました。
しかし最近はAI技術の急激な進展によって、類似のサービスが増えています。
オフラインで文字起こしできるPixelのレコーダーには強みはあるものの、最早「Pixelの文字起こしじゃないとダメ」という感じでもなくなってきました。
いっそのこと、Googleには、他のAndroid端末にも文字起こしを解禁して、Android全体として、他の類似サービスと競い合って欲しいと感じます
(要は、他のAndroidも使いたい、ということ)。
心から「買ってよかった」と思えるPixel 7メリット
ここからは、それでもやっぱり買ってよかった!と思えたことをお伝えします。
ハイエンドとしては安すぎる
Google Pixel 7の最新の価格は以下のとおり(カッコ内の金額はプログラム利用時の実質負担額)。
- Googleストア(公式)
128GB:82,500円
256GB:97,900円 - au
128GB:68,220円(22,047円) - ソフトバンク
128GB:88,560円(32,088円)
256GB:102,960円(56,880円) IIJmio(未使用品)
128GB:79,800円
参照 どこで買う?Google Pixel シリーズを最も安く買う方法を考えました
AnAnTuTuベンチマークスコア(Ver.9)で70万点台を記録する「ハイエンド」に部類される端末でありながら、8、9万円台で購入できます。
さらにキャリア(au、ソフトバンク)の購入プログラムにも注目で、auであれば、128GBモデルが2年間、22,047円で利用できます(スマホトクするプログラム)。
利用する中で、特にスペックの高さを実感するのは以下のようなシーン。
- Wi-Fi通信
体感できるくらいに爆速(当方はWi-Fi6で利用。Pixel 7は2023年12月にWi-Fi 6Eにも対応しました) - 動画編集
1,080pの動画なら、カット編集が全くもたつかない
シンプルなUIが使いやすいカメラ|撮影時に「完成」させられる
最近のスマホにとってカメラは、唯一と言って良いほど、他社と大きな差別化を図れる部分です。
そして性能はもとより「いかに直感的に操作できるか」を意識したUIの開発にも努力が注ぎ込まれています。
Pixelの撮影画面で良いと感じるのが「明るさ」「コントラスト」「色温度」を調整できるバーが表示されることです。
スマホで撮った写真をSNSやフリマで使うために加工するとき、この3つの要素を調整する人は多いと思います。
撮影の段階でリアルタイムで自分好みの画作りができます、
Feature Dropで新機能が追加されるのが楽しみ
Google Pixelシリーズでは3〜4ヶ月に一度、新しい機能が追加される「Pixel Feature Drop」が提供されます。
例えば2023年3月にはPixel 7で「デュアルeSIM」が使えるようになりました。
1年に1回のOSのアップデートを待たなくても、高い頻度で次々と新しい機能が使えるようになるのは、Pixelの強みです。
Google Pixel 7のカメラの作例
掲載にあたっては、リサイズのみ行っています。
空や植物などのアースカラーには、わりと強めに色を乗せてくれる印象です。
先述したように撮影の段階で明るさ、コントラスト、色温度をサクッと編集でき、好みに合った写真を残せます。
Google Pixel 7に関する他のユーザーの口コミ
ここまでは完全に他の口コミをシャットダウンして執筆してきました。SNSでユーザーの声を探してみましょう。
Pixel 7が全てにおいて思ってたより良くてそこそこ満たされちゃってるからS23Uに踏み切りにくいんだよね
— GagwerGiGi(がぐあぎぎ) (@GagwerGiGi66) April 9, 2023
こちらの方にはめちゃ同感です。Pixel 7の「満たされ感」はすごく、本当に他の端末への関心が低くなってしまいます。
pixel7買って一番使わない機能、消しゴムマジック
— belle🍎final一般選考に全てを賭ける (@dont_be_late113) April 11, 2023
確かにです(笑)。僕は意外と商品写真のホコリを取り除いたりするときに便利に使っています。
購入した時からずっと阿呆の子だったPixel7の指紋認証が何時の間にか秀逸になっていた
何が起きた?
前回のアプデか?— アべ ミキオ (@abe_mikio) April 17, 2023
アプデが理由なのか定かではありませんが、このように改善が早いのもPixelの強みですね。
長く使っても、2年で買い換えてもコスパの良いハイエンド
この記事では指紋認証や重量などのいくつかのデメリットをお伝えしました。
しかしハイエンド並みの性能でありながら8〜9万円台で買えることが、ほとんどのデメリットを帳消しにしてくれます。
プログラムを使って2年で買い換えても良いですし、長期のOS/セキュリティアップデートの恩恵を受けながら、3、4年と長く使ってもOK。
そういう意味では万人におすすめしやすい端末と言えます。
4〜7万円のミドルレンジからハイミドル機種を検討しているのであれば、思い切ってGoogle Pixel 7に手を伸ばしてみるのも良いと思います。
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