5Gに対応し、カメラ性能も大きく進化した「Xperia 1 II(エクスペリアワンマークツー)」。
「ZEISS(ツァイス)レンズ搭載のカメラ」「イヤホンジャックあり」など魅力的なスペックが並び、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
Xperia 1 IIはカメラ性能に磨きをかけつつ、Xperia 1の弱点を克服。前モデルのXperia 1を見送っていた人も検討したい一台です。
ただいざ購入となると、スペックや評判は気になるところです。
そこで本記事では、Xperia 1 IIのスペック・特徴や、ユーザーの前評判を詳しく紹介していきます。
Xperia 1 IIは買いの一台かチェックしていきましょう。
先に正直な結論を伝えると、
Xperia 1 IIはカメラを強化&弱点を克服で、Xperia 1から正統進化が感じられる一台。「カメラの強いスマホが欲しい人」「Xperia 1の購入を見送っていた人」におすすめ。
※当記事の情報は執筆時点での情報です。最新情報の提供に努めてはいますが、契約時には必ず公式サイトにてご確認ください。
目次
Xperia 1 IIのスペック一覧|カメラを中心に強化
全体のスペックを、前モデルと比較しながら見ていきましょう。
▼「Xperia 1 II」と前モデルのスペック比較
Xperia 1 II | Xperia 1 | |
---|---|---|
サイズ (2画面) | 横:約72mm 縦:約166mm 厚さ:約7.9mm | 横:約72mm 縦:約167mm 厚さ:約8.2mm |
重量 | 181g | 178g |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
RAM+ROM | 8GB+128GB | 6GB+64GB |
ディスプレイ | 6.5インチ 4K有機EL 90Hz相当 | 6.5インチ 4K有機EL |
メインカメラ | 超広角:1220万画素 望遠:1220万画素 標準:1220万画素 3D iToFセンサー | 超広角:1220万画素 望遠:1220万画素 標準:1220万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 800万画素 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 3,200mAh |
OS | Android™ 10 | Android™ 9 |
最大の売りはカメラです。「ToFセンサー」を追加した、4眼のカメラを搭載。「リアルタイム瞳AF」「高速連写」などソニー独自のカメラ機能も注目です。
そのほか、「電源ボタンと指紋センサーが一体化」「イヤホンジャック復活」などXperia 1の残念ポイントが克服されています。
カメラ、ディスプレイなどの特徴を詳しく見ていきましょう。
カメラ性能が大幅にアップ:ZEISSレンズは注目
カメラの構成は以下。
▼Xperia 1 IIのカメラ
◆アウトカメラ
超広角:約1220万画素 / F値2.2
望遠:約1220万画素 / F値2.4
標準:約1220万画素 / F値1.7
3D iToFセンサー
◆インカメラ
約800万画素 / F値2.0
Xperia 1 IIで一番注目したいのが、カメラの進化です。
▼「Xperia 1 II」のカメラの進化した点
- ZEISSレンズを搭載
- ソニー独自の機能が多く盛り込まれた
画素数こそ控え目ですが、「最高20コマ/秒のオートフォーカス」「リアルタイム瞳AF」など、ソニー独自のカメラ機能は注目です。
有名ブランド「ZEISSレンズ」を搭載しているのも気になるポイントですね。カメラの特徴を詳しく見ていきましょう。
ZEISSレンズを搭載
レンズには、レンズブランドで有名な「ZEISS(ツァイス)」と協業し、ZEISSレンズを搭載しています。
レンズのところにも「ZEISS」のロゴが入っています。特別感があって良い感じです。
カメラレンズでのタッグというと「HUAWEI × Leica」を思い出す人も多いはず。カメラ性能がズバ抜けて高い「P30 Pro」はかなり注目を集めました。
Xperia 1 IIのカメラも化ける可能性があるのか期待したいところですね。
ソニー独自の機能が多数。「高速連写」「リアルタイム瞳AF」
ソニー独自のカメラ機能で特に注目したいのが、以下の3つです。
▼Xperia 1 IIのソニー独自の機能
- 最高20コマ/秒の「高速連写」
- 瞳AF・リアルタイム瞳AF
- 独自の「低照度撮影」
世界最高の「20コマ/秒」。高速連写は異次元かも
高速連写は1秒間に20コマと、スマホとして世界最高の性能です。スポーツなど激しい動きの中でもベストショットが撮影できます。
連写性能は異次元の感じですね。
なにげにXperia1Ⅱの20コマ毎秒ってα9と同等の連写速度なの凄い
— ヘルック (@Herukku) February 24, 2020
「リアルタイム瞳AF」がスマホで使える
Xperia 1 IIでは瞳AFに加え、リアルタイム瞳AFに対応しています。
瞳AFは、被写体の瞳を自動で検出し、正確にピントを合わせる機能です。
瞳AF自体は「Xperia 1」でもありましたが、「Xperia 1 II」ではさらに「リアルタイム瞳AF」が追加されています。
リアルタイム瞳AFは、AIによって被写体の瞳を瞬時に検出してリアルタイムに追従する機能で、ソニーのミラーレス一眼カメラなどで搭載されているものです。
これをスマホに持ってきたというのが凄いところですね。
Xperia 1 II
いよいよスマホも動物瞳AFか…
久しぶりに買ってみようかなa7R3 + SIGMA 40mm F1.4 Art pic.twitter.com/dpeUWU9Mes
— 令和の風 (@windofreiwa) February 26, 2020
「低照度撮影」が進化。夜景撮影にも期待
夜間やうす暗い屋内の撮影も進化しています。
4つ目のカメラに「3D iToFセンサー」を搭載したことで、暗いところでも被写体にピントが合わせやすくなりました。
さらに、より多くの光を取り込めるセンサー、独自の画像処理エンジン「BIONZ X™ for mobile」など確実に強化されています。
Xperia 1やXperia 5では「夜景撮影はそこそこ優秀だけど、iPhone 11 ProやGalaxy Note 10+などカメラの強い機種と比べると劣る」という立ち位置でした。
Xperia 1 IIは、ここにきて一気に強化されているのでかなり期待ですね
ディスプレイは4Kを踏襲。90Hz駆動に対応
ディスプレイはXperia 1の4K解像度のディスプレイを踏襲しています。
他のフラッグシップのスマホの解像度も少しずつ上がってきていますが、4Kの解像度となると、まだまだ頭一つ抜けている感じです。
画面のキメ細かさ、美しさという面では、他のスマホと比べても一段上のクオリティが体感できそうです。
※ツイートはXperia 1
XPERIA 1 にしました
長い…
4Kディスプレイありえん綺麗… pic.twitter.com/cKJo39m3Fh— 円 (@NBHmaru) August 14, 2019
フレームレートは90Hz相当
フレームレートは90Hz相当となります。つまり1秒間に90コマの表示が可能です。普通のスマホが60Hzなのでかなりの高速表示となります。
動画のヌルヌル感、スクロールした時の滑らかさがアップしている感じです。
Xperia 1 IIは、残像低減技術で90Hz相当を実現しています。60Hzを90Hzに見せるいわば疑似90Hzです。
▼残像低減技術
コマとコマの間、つまりフレームが変わる時だけディスプレイの電圧を上げることで、残像感を低減し、90Hz相当の駆動を実現しているとのこと。
完全な90Hzのスマホと比べてどれほど差があるのかは気になるところですね。
縦長ディスプレイの2画面操作が便利
Xperia 1 IIでは、Xperia 1に続き、タテヨコ比が21:9の縦長ディスプレイを採用しています。
縦長ディスプレイのメリットはやはり「2画面操作が快適」ということ。他のスマホの画面分割と比べるとそれぞれ自然なサイズで表示できます。
「動画を見ながらTwitter」「LINEをしながら地図を見る」といった使い方をしたい人は、便利に感じるはず。
※ツイートはXperia 1
Xperia1で思い出したけど、あれめっちゃいいわ。パッと触っただけで2画面が現実的なのがわかる。Chromeで住所を押したら画面遷移なしでマップ表示ができるのはほんとビビった。デュアルタスクが前提の端末として、めちゃくちゃ欲しい。 pic.twitter.com/TzlXTlC2eY
— やくみ@C98日曜F55aのつもりでした (@ginger893) July 27, 2019
Xperia 1の弱点が補強された:バッテリー増量、イヤホンジャック復活など
Xperia 1では、多くのユーザーが共通して不満を感じる点がいくつかありました。
Xperia 1 IIではその弱点が克服されている印象です。穴のない機種に仕上がっています。
▼Xperia 1 IIの弱点克服ポイント
- バッテリーは増量。ワイヤレス充電にも対応
- 「電源ボタン&指紋センサーが一体」に戻った
- ストレージが「64GB⇒128GB」に増量
- イヤホンジャックが復活
Xperia 1 IIの弱点克服ポイントを、それぞれ見ていきましょう。
バッテリーは増量。ワイヤレス充電にも対応
バッテリー容量は4,000mAhと、前モデルから800mAhアップしています。
前モデルでは電池持ちは少しだけ不安がありましたが、Xperia 1 IIではそこそこの電池持ちが期待できそうです
また、Xperia 1では非搭載だった「ワイヤレス充電」にも対応しています。Qi規格のワイヤレス充電器を用意すれば、置くだけ充電も可能です。
Xperia 1に比べると、厚みも重みも大きくなっていますが、このあたりの性能アップを考えると納得ですね。
Xperia1 Ⅱはワイヤレス給電復活マジすか
— ケルビ希少種 (@goorudenai) February 26, 2020
「電源ボタン&指紋センサーが一体」に戻った
Xperia 1 IIでは、Xperia XZ1以来の「指紋センサー・電源ボタン一体型」を採用しています。
分離型のXperia 1も指紋センサーに触れれば、「電源ON⇒ロック解除」ができる仕様にはなっていました。
ただ、「一体型の方がスマート」「指紋センサーの精度が悪い」というところで不満が多くありました。
Xperia 1 IIでは「電源を押し込む ⇒ 同時に指紋認証 ⇒ ロック解除」という感じで、一気にホーム画面に到達できます。
ここが昔の仕様にもどったのはグッドですね。
Xperia 1 の課題は、あまりにも精度の低い指紋センサーだから、電源ボタンとの統一の際に改善されていると嬉しい
— 愛山 凌 (@Aiyama_R) February 24, 2020
ストレージが「64GB⇒128GB」に増量。
ストレージは、Xperia 1の64GBから、Xperia 1 IIでは128GBにアップしています。
正直、今のスマホとしては64GBはかなり物足りない感じです。ましてやハイエンドモデルなので、ストレージについてはかなり不満が残るところでした。
Xperia 1 IIの128GBと多くの人が十分に感じる容量です。ここもきっちりリカバーしています。
ただ一つ、残念なのは海外版とのストレージの違いです。Xperia 1に続き、国内版は容量が少なめです。
▼国内版・海外版のストレージ比較
Xperia 1 | Xperia 1 II | |
---|---|---|
国内版 | 64GB | 128GB |
海外版 | 128GB | 256GB |
256GBが使えないのは少し残念ですが、128GBあれば普通に十分かなとは思います。
XPERIA 1 Ⅱの発表楽しみにしてました。ROMは128GBみたい。256GBじゃなかったのは、ちょっと残念だけど…64GBにならなくてホントに良かった…。イヤホンジャックもあるし、これでXZ premiumから買い替え出来るかな。
— ねいみかんすたぁ。 (@NEI_RACINGMIKAN) March 18, 2020
イヤホンジャックが復活
「イヤホンジャックはあった方が嬉しい」の声が大きいためかXperia 1 IIではイヤホンジャックが復活しています。
4世代前のXperia XZ1以来のイヤホンジャックです。
最近では、ハイエンド機では、スマホ内のスペースの関係でイヤホンジャックは省略されがちですが、実用上はあった方が便利なのが実際のところだと思います。
ここにきてのイヤホンジャックは嬉しいところですね。
Xperia 1 II、指紋認証が電源ボタン一体になったりイヤホンジャックが復活したりと、XZ1の頃に戻ったみたいだ。これ、朗報だな。
— マーライオン (@merlion1971) February 24, 2020
5Gは「Sub6」のみ。ミリ波は非対応
5G対応については「Sub6」の電波のみとなります。
5Gの電波は大きく以下の2つに分けられます。
- Sub6:4Gの延長として利用できる電波。
- ミリ波:超高速化が可能。実用化に時間がかかる。
Xperia 1 IIは「sub6」と呼ばれる電波のみの対応となっています。ココはちょっと注意点ですね。
ただし、5Gも当面はSub6がメインで使われる見込みなので、かなり長く使い続けるわけでなければ、ミリ波非対応でも大きく問題はなさそうです。
ちなみに、Xperiaでは、ミリ波帯にも対応した「Xperia Pro」というモデルの開発が発表されています。
▼Xperia Pro
ミリ波帯に対応のXperiaが欲しいならこちらも注目しておくと良さそうです。
まとめ:カメラの強いスマホが欲しい人、Xperia 1の購入を見送っていた人にオススメ
Xperia 1 IIは「カメラ強化&弱点克服」で、Xperia 1から正統進化が感じられる一台です。
カメラはスペックの高さだけでなく、ソニーらしさの感じられる仕上がりとなっています。ビビっと魅力を感じる人も多いはず。
イヤホンジャックの復活、電源&指紋センサーが一体型などユーザーが待ち望んでいた機能も追加されているのも好印象です。
「カメラの強いスマホが欲しい人」「Xperia 1の購入を見送っていた人」はぜひ購入を検討してみると良いでしょう。
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