ゴリラ
「moto g32」ってスマホ、安くて良さそうだけど、どうかな?
2022年9月30日、IIJmio、OCNモバイルONEなどから「moto g32」が発売されました。
コスパスマホで定評のある「モトローラ」の最安級モデルです。
moto g32のスペックレビューを行った上で、競合機種との比較も行っています。
先に正直な結論を伝えると、moto g32は、必要十分なスペックの最安級スマホです。
エントリークラスであるにも関わらず、ストレージ128GB、90Hz駆動のディスプレイ、超広角・マクロ撮影に対応など、プラスアルファの要素があり、2~3万円台で買えるスマホとしてはおすすめできます。
- 発売日:2022年9月30日
- 価格:
–IIJmio:22,980円
– OCNモバイルONE:25,500円
目次
moto g32のスペックを総チェック
moto g32のスペックを一挙に見ていきましょう。
- ディスプレイは90Hzの高速表示に対応
- カメラは超広角・マクロを加えた3眼
- ストレージは128GBと多め。SDカードも対応
- バッテリーは5,000mAhと十分。独自規格の30W充電
- 通信は5Gに非対応。デュアルSIMには対応
スペック表はこちら。
スクロールできます→
moto g32 | |
---|---|
サイズ | 横:約73.84mm 縦:約161.78mm 厚さ:約8.49mm |
重量 | 約184g |
CPU | Snapdragon 680 |
RAM+ROM | 4GB+128GB (microSDは最大1TB) |
ディスプレイ | 約6.5インチ IPS液晶 Full HD+ (2,400×1,080ドット) |
リフレッシュレート | 90Hz |
メインカメラ | 広角:約5,000万画素 超広角:約800 万画素 マクロ:約200万画素 |
フロントカメラ | 約1,600万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh 30W急速充電 (充電器 同梱なし) |
おサイフケータイ | なし |
防水・防塵 | IP52の防塵・防滴 |
5G | 非対応 |
イヤホンジャック | あり |
スピーカー | ステレオ |
SIM | デュアルnanoSIM +microSDカード |
ディスプレイは90Hzの高速表示に対応
moto g32のディスプレイスペックは以下の通り。
- 90Hzのリフレッシュレート
- 6.5インチの液晶ディスプレイ
- フルHD+(2,400×1,080)の解像度
2万円台の超低価格帯ながら、ディスプレイはそこそこ良い感じにまとまっています。Webの閲覧や動画視聴なら快適に使えそうです。
スマホ買いました。モトローラのmoto G32(Android)です。お手頃価格のスマホですが今のSE3より画面が大きくなって見やすそうです。データの引っ越しは後ほどやります。 pic.twitter.com/xRnTKgXSBq
— けんたろ (@kentaro282828) December 6, 2022
注目なのが、90Hzのリフレッシュレートに対応していることです。
1秒間に90回の画面書き換えができ、これは標準の1.5倍の速度です(iPhone 14などは60Hzです)。
スクロールの操作感がヌルヌル滑らかです。ここは1つアピールポイントですね。
今まで使用してきたasusのスマホからモトローラのスマホ(moto g32)に機種変して数日使用したのじゃが…..3万円以下なのに中々使い心地が良いのぉ〜(◍•ᴗ•◍)
特にリフレッシュレート90Hzのスムーズなヌルヌル感が癖になりそうな今日この頃でやんす♪ pic.twitter.com/PqjYQ1XF13— shouji toshiki (@EihmqGoJ30lpTYc) January 1, 2023
ちなみにスピーカーはステレオです。
2万円台だと「モノラル」がほとんどな中、ここも優秀ですね。イヤホンジャックも搭載しています。
動画観賞用のサブ端末として、不便なく使えそうです。
カメラは超広角・マクロを加えた3眼
カメラの構成は以下の通りです。
- メイン:約5,000万画素(f/1.8)
- 超広角:約800万画素(f/2.2)
- マクロ:約200万画素(f/2.4)
超広角、マクロカメラでの接写にも対応し、幅広い撮影がでます。
メインカメラは5,000万画素に対応。期待し過ぎなければ、まずまず満足できそうです。
Motorola moto g32
カメラこんな感じに必要充分。 pic.twitter.com/odQ78CR45s— 豚玉三等兵@REBOOT中 (@remeteor) October 29, 2022
最近買え変えたスマホ、motorola moto g32 のカメラにマクロ機能があるので、使ってみる。ちゃんとハンダ付けされてるか、ショートしていないか確認できる。これは目が悪い自分にはありがたいね!(*´ω`*) pic.twitter.com/nwTnftglnW
— ◣KARURA◥ (@Karura_96) October 29, 2022
ストレージは128GBと多め。SDカードも対応
内蔵のストレージは128GBを搭載しています。
- 内部ストレージ:128GB
- SDカード:最大1TBまで
2万円台のスマホで外部ストレージなしでも128GBの大容量が使えるのは魅力です。
アプリをたくさん入れる方も、すぐいっぱいにならずに使えます。
バッテリーは5,000mAhと十分。独自規格の30W充電
バッテリーは5,000mAhと大容量です。控えめな性能のSoCで燃費も良く、電池持ちは期待できそうです。
スマホをmoto g32に更新して何が嬉しいって、朝の通勤時間とお昼のSpotifyやYouTubeの利用でバッテリーが残30%になってないところ(笑)
まぁ、新品(バッテリーも新しい)だからってのもあるけど、これだけでも買い替えて正解。
嬉しい♪— dragslave (@drataru) October 18, 2022
ちなみに最大30Wでの急速充電に対応していますが、こちらは「TurboPower」という独自規格で、専用の充電器が必要です。
充電器やケーブルは付属されなため、別途購入する必要があります。
通信は5Gに非対応。デュアルSIMには対応
moto g32は5Gに対応していません。
5Gがガンガン使えるエリアにお住まいなら、5G対応の「OPPO A55s 5G」など、別端末も含め検討したいところです(後半で詳しく紹介します。)
なお、SIMカードは2枚まで、eSIMには非対応です。
ここ1、2年で国内で販売されたスマホの多くは「SIMカード+eSIM」の組み合わせです。
本機は物理SIMカード2枚でデュアルSIM運用できるため、頻繁にSIMを入れ替えたい方には便利です。
(2枚目のSIMカードとSDカードは排他利用です。)
moto g32の価格は2万円台
2022年9月30日に、OCNモバイルONEやIIJmioから販売を開始しています。価格は次の通りです。
IIJmio:22,980円(執筆時点では4,980円~)- OCNモバイルONE:25,500円
IIJmioでは頻繁にセールが実施されていて、執筆時点ではMNP限定特価で4,980円で購入できました。
カラーはミネラルグレイ、サテンシルバーの2色です。
「moto g32」のライバル機とスペックを比較
「IIJmio」や「OCNモバイルONE」で購入するとなると、以下の機種を候補に検討している方も多いのでは。
- Redmi Note 11
- OPPO A55s 5G
いずれもmoto g32と同等のコスパを誇るエントリーモデルです。
Xiaomiの最安級は「Redmi Note 11」
- 発売日:2022年3月10日
- 価格:
– IIJmio:21,800円(執筆時点では4,980円~)
– OCNモバイルONE:17,890円
スクロールできます→
moto g32 | Redmi Note 11 | |
---|---|---|
サイズ | 横:約73.84mm 縦:約161.78mm 厚さ:約8.49mm | 横:約73.87mm 縦:約159.87mm 厚さ:約8.09mm |
重量 | 約184g | 約178g |
CPU | Snapdragon 680 | Snapdragon 680 |
RAM+ROM | 4GB+128GB (microSDは最大1TB) | 4GB+64GB (microSDは最大512GB) |
ディスプレイ | 約6.5インチ IPS液晶 Full HD+ (2400×1080ドット) | 約6.43インチ 有機EL Full HD+ (2340×1080ドット) |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
メインカメラ | 広角:約5,000万画素 超広角:約800 万画素 マクロ:約200万画素 | 広角:約5,000万画素 超広角:約800 万画素 マクロ:約200万画素 深度:約200万画素 |
フロントカメラ | 約1,600万画素 | 約1,300万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh 30W急速充電 (充電器 同梱なし) | 5,000mAh 33W急速充電 (充電器 同梱あり) |
おサイフケータイ | なし | なし |
防水・防塵 | IP52の防塵・防滴 | IP53の防塵・防滴 |
5G | 非対応 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
SIM | デュアルnanoSIM +microSDカード | デュアルnanoSIM +microSDカード |
かなりスペックは似ています。
▼「moto g32」を選ぶメリット▼
- ストレージが128GBとたっぷり
- 幅広い撮影に対応
▼「Redmi Note 11」を選ぶメリット▼
- 有機ELディスプレイで映像がクッキリ
- 33W急速充電器が付属している
64GBが足りないなら「moto g32」、64GBでOKならディスプレイや充電が充実している「Redmi Note 11」がおすすめです。
OPPOの最安級は「OPPO A55s 5G」
- 発売日:2022年11月26日
- 価格:
– IIJmio:23,500円(執筆時点では3,980円~)
– OCNモバイルONE:21,505円
スクロールできます→
moto g32 | OPPO A55s 5G | |
---|---|---|
サイズ | 横:約73.84mm 縦:約161.78mm 厚さ:約8.49mm | 横:約74.7mm 縦:約162.1mm 厚さ:約8.2mm |
重量 | 約184g | 約178g |
CPU | Snapdragon 680 | Snapdragon 480 5G |
RAM+ROM | 4GB+128GB (microSDは最大1TB) | 4GB+64GB (microSDは最大512GB) |
ディスプレイ | 約6.5インチ IPS液晶 Full HD+ (2400×1080ドット) | 約6.5インチ TFT液晶 Full HD+ (2400×1080ドット) |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
メインカメラ | 広角:約5,000万画素 超広角:約800 万画素 マクロ:約200万画素 | 広角:約1,300万画素 深度:約200万画素 |
フロントカメラ | 約1600万画素 | 約800万画素 |
バッテリー容量 | 5,000mAh 30W急速充電 (充電器 同梱なし) | 4,000mAh 急速充電: 非対応 |
おサイフケータイ | なし | なし |
防水・防塵 | IP52の防塵・防滴 | IP68の防塵・防滴 |
5G | 非対応 | 対応 |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | モノラル |
SIM | デュアルnanoSIM +microSDカード | nanoSIM +nanoSIM / microSDカード |
違いを挙げると、次の通りです。
▼「moto g32」を選ぶメリット▼
- ストレージが128GBとたっぷり
- 幅広い撮影に対応
▼「OPPO A55s 5G」を選ぶメリット▼
- SoCのレベルが少し上(処理性能が少し良い)
- 防水・防塵がしっかりめ
- 5Gに対応
どちらもエントリークラスですが「OPPO A55s 5G」の方が少しだけ処理性能が高めです。5Gへの対応もmoto g32にはないメリットです。
1万円台から買える「moto g13」が発売
2023年4月、同じくエントリーモデルの「moto g13」が発売しています。
こちらは
以下の記事でmoto g32とも比較しています。
まとめ
moto g32は、ストレージ128GB、90Hz駆動のディスプレイ、超広角・マクロ撮影に対応など付加価値が多く、コスパは良好です。
エントリークラスであるものの、スペック面に強みがあり、お買い得です。
2万円台で少しでも良いものを求めている方は、候補の1つに入れてもよいと思います。
- 発売日:2022年9月30日
- 価格:
– IIJmio:22,980円
– OCNモバイルONE:25,500円