ゴリラ
2020年12月11日にUQモバイルから「Xperia 8 Lite」が発売されます。
前年に発売したXpria 8と同スペックのモデルで、価格は2万円ほど安くなっています。
「Xperiaのそこそこのスペックの機種が3万円前後で買える」ということで気になっていた人も多いはず。
ただ、このXperia 8 Liteですが、スペック一つずつ見ていくと「コスパは微妙かも…」というのが正直な印象です。すみません。
価格に対してスペックが見合わないところがいくつかあります。このあたりは、購入前にチェックしておきたいところ。
そこで本記事では、デメリット・ネガティブな評判にも触れながら、Xperia 8 Liteの特徴を詳しく解説していきます。
購入後に後悔のないように、Xperia 8の良い点・悪い点をチェックしていきましょう。
先に正直な結論を伝えると、Xperia 8 Liteは、価格は安くなったけど、スペックは普段使いでも少し不便なレベル。
「デザインが好み」「とにかく安くXperiaが欲しい」という人以外は、他機種を含めて要検討です。
※当記事の情報は執筆時点での情報です。最新情報の提供に努めてはいますが、契約時には必ず公式サイトにてご確認ください。
正直スマホはアフィリエイトプログラムに参加しています(メディアポリシー)。
目次
安くなったけどコスパは良くない
基本スペックは以下の通り。
スペックは「必要十分でコスパの良いミドルレンジというよりは「スペック低めのエントリーモデル」という感じです。
▼Xperia 8 Liteのスペック
Xperia 8 Lite | Xperia 8 | |
---|---|---|
メーカー | Sony Mobile Communications | |
サイズ | 約W69×H158×D8.1mm(最厚部 9.7mm) | |
重量 | 約170g | |
バッテリー容量 | 2,870mAh | 2,760mAh |
RAM | 4GB | |
ROM | 64GB | |
ディスプレイ | 約6.0インチ 液晶トリルミナスディスプレイ for mobile | |
OS | Android™ 9 Pie | |
CPU | Snapdragon 630 | |
メインカメラ | 約1,200万画素 +約800万画素 | |
サブカメラ | 約800万画素 | |
ハイレゾ | DSEE HXは非対応 | 対応 (DSEE HX、LDAC) |
カラー | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト オレンジ ブルー |
スペックはXperia 8とほぼ同じ
スペックはXperia 8から、ほぼ変更なしです。
1年前の時点でスペックが低めだった「Xperia 8」から、スペックの向上がないのは実用的に少しキツいかも。
ちなみにバッテリーはソニーモバイル公式サイトによると「表記基準の見直しを行っていて、Xperia 8と同じバッテリーを使⽤している」とのこと。
なので、変更点としてはハイレゾが一部対応しなくなったという点だけです。
とくにCPUが物足りなすぎる
スペックを見ていくと、とくに微妙なのがCPUです。
「Snapdragon 630」は最近のスマホとしては最低限のスペックです。
とくに2020年は、ゲームもバリバリこなして価格も4~6万円というスマホが増えたので、Xperia 8 Liteは安いとはいえ、かなり物足りないと感じてしまいます。
Xperia8LIteは3万円代に落ち着くらしく価格は魅力的だけれど、今更SoCがスナドラ630というのはちょっと古すぎる気がするのです。
Xiaomiなどの端末のコスパが際立ってしまう。— じゃがいも@仮免課長 (@jyagapom) August 26, 2020
スペック全体としては、Xperiaを求めている人にも、中華スマホのようなコスパを求めている人にも、少しおすすめしにくい端末となっています。
Xperia 8 Liteの特徴をさらに詳しく見ていきましょう。
カメラはデュアルレンズ|撮影性能はそこそこ
カメラは1,200万画素の標準カメラに、800万画素の望遠カメラを加えたデュアルレンズカメラです。超広角撮影はできません。
昼間の撮影は、3万円前後のスマホながらそこそこキレイに撮れます。見たままに近い写真が撮れています。
▼ツイートはXperia 8。カメラは同性能です。
雨のそぼ降る中、紫陽花の撮影にチャレンジ。今日はXperia8使用。濡れるのが怖いけど、次はちゃんとD3200を使ってみよう。 pic.twitter.com/qlJHue7xIt
— たはらありみ (@a_rimit) June 22, 2020
1月10日、Xperia8で撮影。 pic.twitter.com/l7sBrwaqKG
— たはらありみ (@a_rimit) April 14, 2020
夜景の撮影については、明るく補正して、クッキリ撮れるタイプの「夜景モード」はありません。
暗いところは暗いまま撮れます。
▼ツイートはXperia 8。カメラは同性能です。
XPERIA 8で夜景を撮ってみた、まぁギラギラの夜景は撮れないのはXPERIAぽいねハイエンドもミッドレンジも、見た目重視感がXPERIAだからね pic.twitter.com/zrTxWehe4d
— 東海の東の県 (@5963_move) October 7, 2020
望遠カメラを搭載したことで「光学2倍ズーム」に対応しています。画質劣化なしで2倍までズームできます。
▼ツイートはXperia 8。カメラは同性能です。
光学ズームなぺりえいとでチーバくん #xperia8 pic.twitter.com/n9BnVKkZDF
— 🍘しおせん🍘 (@shio_sen_bei) November 6, 2019
カメラについては撮影性能はそこそこ。CPUなどに比べると大きな弱点にはなっていない感じです。
ディスプレイは縦長スリム|2画面が快適
Xperia 8 Liteはディスプレイも推されている部分です。
特徴は以下の2点。
- 6.0インチの縦長ディスプレイ
- 2,520×1,080(FHD+)と高解像度
縦横比が21:9の「縦長ディスプレイ」が大きな特徴。
縦長のデザインにより、アプリを2つ同時に開いての「マルチウィンドウ」の操作を快適に行うことができます。
普通のスマホだと2画面に分割すると画面がつぶれて見づらいですが、21:9の縦長ディスプレイなら、それぞれの画面をきれいに表示できます。
▼ツイートはXperia 8です
auオンラインの新春セールで手に入れたXPERIA 8届く。良い評判を聞かない機種だけど機種変更2万円台ならこれはアリではないかと。ゲームとかまったくやらんし。とりあえず上1/4をYouTube、下3/4をTwitterの画面分割は良いと思います。 pic.twitter.com/5iBcVEWJCg
— ポツリト (@tkts1r) January 11, 2020
そのほか、ディスプレイの解像度が高めなのも魅力です。かなりキメ細かく表示できます。
有機ELではなく液晶ではありますが、画面映りのキレイさは期待できるでしょう。
動画やゲームで余白ができることもある
ディスプレイ形状が縦長すぎて、動画やゲームで画面の端が余って黒帯になってしまうことがあります。
Xperia8でアニメ見ると左右に黒帯が大きく出てくるみたいで、せっかくの21:9アスペクト比が無駄になってる感 pic.twitter.com/YmBixB5cTl
— パソ神様(o・∇・o)(*>△<)@夏川椎菜さん札幌 (@TrySailer) November 10, 2019
同じ6.0インチのスマホと比べると、結果的に動画やゲームが小さく表示されることになります。
ここは購入前の注意点ですね。
おサイフケータイ・防水・イヤホンジャックに対応
Xperia 8 Liteはおサイフケータイ搭載、防水性ありです。ふだん使いとして便利な機能な一通り押さえています
本体上部にイヤホンジャックも搭載しています。イヤホンは有線派という人や、音ゲーをやる人には嬉しいところです。
ロック解除は「指紋認証」のみ
ロック解除は「指紋認証」のみです。顔認証には対応していません。
指紋認証センサーはスマホ側面にあります。電源ボタン一体型なので、電源オンとロック解除が同時に済みます。
最近のスマホでは価格の安いスマホでも「指紋認証+顔認証」がスタンダードになってきているので、指紋認証だけなのは少し残念なところですね。
電池持ちは良くない
Xperia 8 Liteのバッテリー容量は 2,760mAhです。
ほぼ同じサイズ感のXperia 5 IIが4,000mAhなので、それと比べるとバッテリー容量はかなり少なめです。
実際、同じバッテリー容量でスペックもほぼ同じの「Xperia 8」の評判を見ても「電池持ちはイマイチ」という声が多いです。
Xperia8の電池の減り意外に早い…
— ぽか女将デルチノ (@chino46onsen) July 12, 2020
Xperia8は電池つよくないの分かってて購入したんだけど、まほやくプレイするようになったら充電の頻度が増えた。充電にかかる時間も長いんだよな…
— きよの (@librarian1217) August 18, 2020
バッテリー容量が少ない機種は、重量が軽かったりするのですが、Xperia 8 Liteは170gと軽くないのが何とも微妙なところです。
UQモバイルでの価格は23,760円
UQモバイルの価格は23,760円(税込)です。
mineoは32,880円(税込)、IIJmioは26,800円(税込)、nuroモバイルは29,800円(税込)などと比較すると、割安な設定ではないでしょうか。
Xperia 8 Lite以外でおすすめの機種
「Xperia 8 Lite」はスペックの割に価格が高く、Xperiaにこだわりのある人やデザインが気に入った人以外は避けた方が良さそうです。
UQモバイルでXperia 8 LIte以外の機種を選ぶなら、
- 安くてスペックも十分な「OPPO Reno3 A」
- ハイスペックで3万円台の「iPhone SE(第2世代)」
のどちらかがおすすめです。
それぞれの機種のポイントを見ていきましょう。
「OPPO Reno3 A」が安くて性能も高い
同じくらいの価格帯で、スペックが十分な機種を選ぶなら「OPPO Reno3 A」がおすすめです。
- 4,800万画素を含む4眼カメラで写真も◎
- 6.44インチの有機ELディスプレイを搭載
- バッテリー容量は4,025mAhと十分
- CPUは普段使いならOKなレベル
- おサイフ・防水・イヤホンジャックに対応
OPPO Reno3 Aは「普段使いしやすい」のが大きな特徴。コスパが良く、前モデルのReno Aに続き、人気の高い機種です。
おサイフ・防水に対応、CPUは必要十分、バッテリーも大容量と、普段使いとしては弱点なしです。
カメラは4,800万画素のメインカメラ搭載で、かなりキレイな写真が撮れます。
OPPO reno3 Aで撮影。梅雨のちょっとの間に散歩してきました~。#oppo #reno3a #Reno3A pic.twitter.com/nQXjGu8fAd
— 彩太郎 (@rickymuraoh) July 11, 2020
Androidで普段使いに困らないスマホを選ぶなら、UQモバイルだと「OPPO
Reno3 A」が一番コスパの良い選択になりそうです。
▼Reno3 Aの価格(税込)|UQモバイルオンラインショップ
価格(税込) | |
---|---|
新規・乗換え | 23,760円 |
機種変更 | 35,640円 |
「iPhone SE」はスペックが高く長く使える
iPhoneも候補になるなら、「iPhone SE(第2世代)」もおすすめです。こちらもUQモバイルで取り扱っています。
iPhone SEは、ハイエンドの「iPhone 11」と同じCPUを搭載しています。
処理性能は「Xperia 8 Lite」「OPPO Reno3 A」などと比べると、桁違いに高いです。
2年後、3年後でもスペック不足にならずに、サクサクの操作感を維持したまま、快適に使っていくことができます。
もちろん最新ゲームをばりばりプレイしたいという人も、
iPhone SEに機種変!!
サクサク動いて快適過ぎ!! pic.twitter.com/XQ4rkPmxlW— 暇な勤務医 (@haru_mal_) May 31, 2020
▼iPhone SEの価格(税込)|UQモバイルオンラインショップ
64GBモデル | 128GBモデル | |
---|---|---|
新規・乗換え | 35,640円 | 47,520円 |
機種変更 | 43,560円 | 47,520円 |
まとめ:Xperia 8 Liteのコスパは微妙|デザインが好み以外なら他も含めて要検討
Xperia 8 Liteは、安いけどスペックはかなり低めです。
Xperiaらしくデザインがかっこよく、惹かれるところも多いですが、実用性にこだわるなら他機種も含めて検討したいところ。
UQモバイルで他の機種を選ぶなら、コスパの良い「OPPO Reno3 A」、スペックが抜群で長く使える「iPhone SE」がおすすめです。
ぜひ参考に機種選びを進めてみてください。
ちなみに:UQモバイルへの申込みはオンラインショップがおすすめ
UQモバイルは
- 新規…3,000円
- 他社からの乗り換え…1万円以上も!
※au、povo2.0からの乗り換えは対象外です…
条件は所定のプランに加入するだけと、ハードル低め。
また、端末を買うなら、最大2.2万円の割引もあります!
これらのキャンペーンは実店舗は対象外なので気をつけてくださいね!