ゴリラ
Xperia 5 IIIが11月12日にドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアで発売されます。
Xperia 5 IIIは一言でいうと、7月に発売した「Xperia 1 III」をコンパクトにしたモデル。価格は4万円ほど安く、かなり手頃です。
サイズも、価格もちょうど良い一台ということで、買い替えの候補に検討している方も多いはず。
本記事では、Xperia 5 IIIのスペック・特徴を一挙に解説します。自分に合うスマホなのか、ぜひチェックしていきましょう。
先に正直な結論を伝えると、Xperia 5 IIIはコンパクト版の「Xperia 1 III」。ソニーの一眼レフのような撮影機能が魅力で、カメラが楽しいスマホです。
「手頃にソニーこだわりの本格派カメラを使いたい」「コンパクトなXperia 1 IIIが欲しかった」という方に特にオススメです。
ただしスペック上は1 IIIから削られている部分も多いので、購入前には知っておく必要があります。
実機レビューは別でしてるから、そっちも参考にしてな!
目次
Xperia 5 IIIはコンパクトに凝縮した「1 III」
Xperia 5 IIIは、一言でいうと、2021年7月に発売のXperia 1 IIIをコンパクトに凝縮したモデルです。
サイズは6.1インチと最近のスマホとしては小さめで、スリム&縦長な形状も相まって片手でも握りやすくなっています。
厳密にいうと「5 III」が通常モデル、「1 III」がProモデルという感じで、少しスペック差はあります。
しかし最大の魅力であるカメラはほぼ共通で、5 IIIでもソニーのハイエンドスマホならではのカメラ体験が楽しめます。
スペックを一覧にすると以下の通り。1 IIIも比較して載せておきます。
↓左右にスクロールできます!
Xperia 5 III | Xperia 1 III | |
---|---|---|
サイズ | 横:約68mm 縦:約157mm 厚さ:約8.2mm | 横:約71mm 縦:約165mm 厚さ:約8.2mm |
重量 | 約168g | 約188g |
CPU | Snapdragon 888 | Snapdragon 888 |
RAM+ROM | 8GB+128GB | 12GB+256GB |
ディスプレイ | 約6.1インチ 有機EL フルHD+ (2,520×1,080) | 約6.5インチ 有機EL 4K HDR (3,840×1,644) |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
メインカメラ | ・超広角1,220万画素/f2.2 ・標準1,220万画素/f1.7 ・望遠1,220万画素/f2.3・2.8 | ・超広角1,220万画素/f2.2 ・標準1,220万画素/f1.7 ・望遠1,220万画素/f2.3・2.8 ・3D iToFセンサー |
サブカメラ | 800万画素/f2.0 | 800万画素/f2.0 |
バッテリー容量 | 4,500mAh | 4,500mAh |
Xperia 5 IIIの特徴を詳しく見ていきましょう。
Xperia 5 IIIの「カメラ」は1 IIIとほぼ共通
カメラのスペック・機能は、1 IIIとほぼ共通です。
Xperia 5 IIIもソニーのこだわりが詰まったカメラが最大の魅力となっています。
- 「Photography Pro」で一眼レフ「α」の使い勝手を再現
- 「可変式望遠レンズ」で2つの光学ズームに対応
- ソニー独自の撮影機能(瞳AF・高速連写など)
カメラレンズの構成は以下。超広角、広角、望遠のトリプルレンズです。
▼Xperia 5 IIIのカメラの構成
- 超広角:1,220万画素
- 広角:1,220万画素
- 望遠:1,220万画素(2.9倍&4.4倍の可変式)
Xperia 5 IIIでも「Photography Pro」が使える
Xperia 5 IIIでは、Xperia独自のカメラアプリ「Photography Pro」から、フォーカス、露出、ISO感度などの細かな調整が可能です。
ソニーの一眼レフカメラ「α」の使い勝手を再現しています。
いつも持ち歩くスマホでこれだけ本格的に写真が楽しめるのは、他のスマホにない魅力ですね。
▼ツイートはXperia 1 III
Xperia 1 III の「Photography Pro」カメラアプリ、SONYのαユーザーなら3分もあれば自分の手足にできるはずです♪…✨
もちろん60fps AF/AE演算のリアルタイムトラッキングで人物&動物にも瞳AFバッチリ合うし、最高20コマ/秒でAF/AE追従高速連写ができるから、常時RX100M7持ち歩かなくてもいいかな💦 pic.twitter.com/RGKgOCH88N
— れっしー (@recitak) August 18, 2021
「可変式望遠レンズ」で2つの光学ズームに対応
望遠レンズは2つのレンズを瞬時に切り替えできる可変式です。実質、2つの望遠レンズを搭載しているのと同様です。
2.9倍・4.4倍の光学ズームに対応し、その間の焦点距離はデジタルズームとなります。
可変式望遠レンズは1 IIIでは注目の機能でしたが、5 IIIでもバッチリ使えます。数十倍の超高倍率こそありませんが、5倍以内のズームでキレイに撮れるのは実用的ですね。
▼ツイートはXperia 1 III
XPERIA 1 iii
1倍 2.9倍 4.4倍 12倍 pic.twitter.com/46KOjrKSyj— 🍒りょう🍒 (@fladwv) July 17, 2021
ソニー独自の撮影機能も注目|瞳AF・高速連写など
そのほか、ソニー独自の撮影機能も注目です。
▼瞳AF
被写体の瞳を自動で検出し、正確にピントを合わせる
▼リアルタイム瞳AF
カメラキー半押しでリアルタイムに瞳をとらえ続ける
▼高速連写
メインレンズは1秒間に20コマの連写が可能
▼オブジェクトトラッキング
被写体をタップするだけで自動追尾
このあたりの撮影機能も、基本的には1 IIIと共通です。
1 IIIでは「リアルタイムトラッキング」と呼ばれていた機能が、5 IIIでは「オブジェクトトラッキング」という名前で別機能扱いになっています。
5 IIIは被写体との距離を測る「3D iToFセンサー」が非搭載で、トラッキング精度は若干劣るのが理由となっているようです。
▼瞳AFは動物でももちろん反応してくれます
ちょっと猫弄りしながらxperia 1 iiiで遊んでた
瞳AFが猫とかにも対応するのは知ってたけどさ…この状態でも追従すんのかよwww pic.twitter.com/vWyxzrt04p
— 彩柳 (@ayayagi) August 10, 2021
Xperia 5 IIIはゲーム機能も注目|「ゲームエンハンサー」が便利
カメラ以外で地味に注目なのが「ゲームエンハンサー」という機能です。ゲームを快適にプレイするために、様々な調整ができます。
機能をオンにすると、ゲーム画面に小さいアイコンが追加され、そこをタップすると設定画面が開きます。
「パフォーマンス優先」「省電力優先」などの選択ができるほか、リフレッシュレート、タッチ反応速度など調整が可能です。
Xperia1iiのゲームエンハンサー、めちゃくちゃ細かく設定できる上にボイスチェンジャーまで実装されてるんだけど!?!?!? pic.twitter.com/SsgPNh4NI9
— く゚ (@qiwdu) May 31, 2020
そのほか「HSパワーコントロール」もゲームエンハンサーからオンにできます。これは充電時に直接電力供給して発熱を抑える機能です。
大々的に広告されている感じではないですが、ユーザーの間では、ちょこちょこ注目されています。
細かいところまで、ゲームする人のツボを押さえていますね。
▼HSコントロールは過去モデルでも搭載されています。ツイートはXperia 1 II
今回のXperia1IIでphotoPro並に気になる最新の機能はHSパワーコントロールだよね
バッテリーを介さないで直で電力供給すると言う神仕様
バッテリーが劣化しないようにする事にこだわるXperiaの本気だねww pic.twitter.com/GTlJYu6geh— Х Ξ П Ο / ゼノ (@Xeno_no_Alpha) May 22, 2020
そのほかの注目ポイントをチェック
そのほかの注目ポイントをサクッと触れていきます。
▼Xperia 5 IIIのそのほかの注目ポイント
- いたわり充電に対応
- リフレッシュレートは120Hzに対応
- イヤホンジャック・指紋認証に対応
リフレッシュレートは120Hzに対応
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzに対応。毎秒120コマの高速表示で、ヌルヌル滑らかに映像を表示できます。
ハイエンドのスマホでは当たり前になりつつありますが、ここにしっかり対応しているのはグッドですね。
いたわり充電に対応
Xperiaならではの「いたわり充電」はXperia 5 IIIでも搭載です。
就寝中などの充電時間を学習し、残量90%以上になったときの充電時間を短くして、バッテリー寿命を延ばしてくれます。
3年ほど後の持続時間に差が出てくるようです。長期での使用を考えている方にはありがたい機能ですね。
イヤホンジャック・指紋認証に対応
5 IIIは、端末上部にイヤホンジャックを搭載しています。最近のハイエンドスマホとしては貴重な存在ですね。
そのほか電源ボタン一体型で、指紋認証にも対応です。電源ボタンを触れるとロック解除してホーム画面まで一気に到達できます。
なお、Xperia 1 IIIと同様に顔認証には非対応です。
「Xperia 5 III」と「Xperia 1 III」の違い
「Xperia 5 III」はXperia 1 IIIからスペックが所々削られています。
単純にサイズだけ小さくしたモデルではないので、そこは注意が必要です。違いをまとめると以下の通り。
▼「Xperia 5 III」と「Xperia 1 III」の違い
- 「ワイヤレス充電」は1 IIIのみ
- 「4Kディスプレイ」は1 IIIのみ
- カメラの「3D iToFセンサー」は1 IIIのみ
- 6.5インチ⇒6.1インチとサイズダウン
- メモリ・ストレージが少ない
- ミリ波対応は1 IIIのみ
- 1 IIIはフロントがGorilla Glass Victus、5 IIIはGorilla Glass 6
まず「ワイヤレス充電」がカットされています。今使っていて手放せないと感じているなら、Xperia 1 IIIを選ぶ方が良さそうです。
そのほか「4Kディスプレイ」にも非対応です。Xperia 1 IIIで目玉の機能だっただけに、ここは少し残念ですね。
メモリ・ストレージについては、1 IIIが12GB+256GBなのに対し、5 IIIは8GB+128GBです。
なおバッテリー持ちは、5 IIIの方が長持ちすることが予想されます。バッテリー容量は4,500mAhで共通で、サイズ・画面解像度が抑えられている分、5 IIIの方が省エネになるはずです。
Xperia 5 IIIの価格|ドコモで11.3万円など
Xperia 5 IIIの価格は以下。
発売は各社とも11月12日を予定しています。
▼Xperia 5 IIIの販売価格
↓左右にスクロールできます!
販売価格 | 購入サポート適用時 | |
---|---|---|
ドコモ | 113,256円 | 68,376円 |
au | 121,405円 | 67,045円 |
ソフトバンク | 137,520円 | 68,760円 |
各社とも2年後にスマホを返すプログラムを使うと約6.8万円の負担額で購入できます。
ちなみに、Xperia 1 IIIの価格は、ドコモで154,440円、auで178,000円、ソフトバンクで188,640円です。
例えばドコモ版同士で比較すると、Xperia 5 IIIの方が4万円ほど安く買えることになります。
スペックは多少削られていますが、その分、価格は確実に安くなっていますね。
Xperia 5 IIIのカラーはグリーン、フロストシルバー、フロストブラック、ピンクの4色。ソフトバンクではピンクは取り扱いなしです。
docomoショップ行ったらまだ発売前やけどXperia 5 Ⅲの実機が置いてた📱うぅ…フロストシルバーの色味いいなぁ(´ρ`) pic.twitter.com/nDF9wghN9b
— matcha▶️11.13 サバプロ@Zepp福岡 (@matcha11021102) October 27, 2021
まとめ
Xperia 5 IIIはコンパクト版の「Xperia 1 III」で、手頃な価格とサイズで、一眼レフ「α」のようなカメラ体験ができます。
カメラ以外では、「ゲームエンハンサー」が地味に評判が良いので、このあたりが刺さる人も買い替えの候補に検討ですね。
なお、Xperia 1 IIIからスペックが削られているところはあるので、その点はよく確認しておきましょう。
ちなみに:契約するならオンラインショップがお得です
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