ゴリラ
SONYの人気スマホ「Xperia」シリーズには、「いたわり充電」という機能が搭載されています。
正直、最近は「似たような機能が多くて、よくわからない」と感じている人はたくさんいるかと思います。
そこでこの記事で、Xperiaのいたわり充電について解説します。SONYスマホを選ぶきっかけにしていただければと思います。
いたわり充電をONにすることで特にデメリットはなく、自動でバッテリーの劣化を防いでくれるので、使った方がいい機能です。
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目次
Xperiaの「いたわり充電」とは?
画像引用:Xperia 1Ⅲ公式ページ
いたわり充電とは、スマホの充電速度をコントロールすることで、バッテリーの劣化を防ぐ機能です。
スマホのバッテリーは100%の状態で充電を続けると劣化が早まり、寿命が短くなると言われています。
2年、3年と時間が経つにつれて、さらに最大容量が低下します。
このような状態だと、朝にフル充電しても夜まで充電がもたないという原因にもなり得ます。
いたわり充電の設定方法
いたわり充電は、スマホ購入時にはOFFになっています。以下の方法でいたわり充電をONにできます。
- (Xperiaスマホで)設定アプリ
- バッテリー
- いたわり充電
- 「自動」「手動」「常時」を選択
画像引用:SONY公式
「OFF」にして通常の充電に戻す場合も、同じ画面で切り替えできます。
いたわり充電には3つの設定があるので、以下で解説します。
いたわり充電の3つの設定
いたわり充電には以下の3つの設定があります。
- 自動
充電器に接続している時間を学習し、自動的に充電の時間を設定する - 手動
充電器に長く接続している時間を手動で設定する - 常時
充電容量を常に80%か90%に制限する
最も基本的なモードが「自動」です。日々のスマホの充電時間を自動で学習し、充電器が取り外される時刻を予測することで、以下のように充電がコントロールされます。
- 通常充電で開始
- 90%でいったん充電停止
- 充電器が取り外される時刻に合わせ、直前に通常充電に戻る
- 予測された時刻にピッタリ100%になる
これによって「満充電だけど充電され続けている時間」を限りなく0に近づけます。
充電器を取り外す時間は「手動」で設定することもできます。「自動」モードと違い、自分が決めた時間に合わせていたわり充電をしてくれるので、より確実です。
「自動」「手動」よりも、さらにバッテリーの負荷を減らしたい場合は「常時」がおすすめ。
最大で充電できる容量を80%、90%に設定できます。常時モードでは設定した容量を超えて充電されることはないので、さらにバッテリーにかかる負荷を抑えられます。
いたわり充電に関する注意点は?
いたわり充電に関する注意点を3つ紹介します。
充電時間が長く感じる可能性がある
いたわり充電を設定していると、本来なら2時間で終わる充電に8時間かかることもあります。
その途中で充電器を取り外すと、まだ充電が完了しておらず、90%程度な可能性があります。100%を超えて充電されることのないよう、いたわり充電が稼働している証拠です。
急ぎで充電したいときはいたわり充電をOFFにしてもよいかと思います。
習慣の学習には7日以上かかる場合がある。
いたわり充電の「自動」モードにしていると、1日のうちの充電している時間を見極め、その時間内で最適な充電をしてくれます。
その習慣の学習に7日以上かかるため、いたわり充電を設定して数日は、通常の充電が行われます。
また、その期間に規則的な充電がされていない場合は、いたわり充電は開始されず、通常の充電となります。その場合は「手動」モードで時間を設定するか、「常時」モードで充電容量の上限を設定しましょう。
「常時」モードの場合、約10%稼働時間が減る
いたわり充電の「常時」モードは充電容量の80〜90%しか使用しないため、必然的に、スマホ使用時間が10%〜20%減ります。
例えばXperia 1Ⅳの場合、連続利用可能時間が10%減ると、単純計算で以下のようになります。
- 連続通話時間 約2,000分 → 約1,800分に
- 連続待受時間 約450時間 →約405時間に
日常的にバッテリー不足を感じている方や、モバイルバッテリーを常用している方は、「常時」モードはむしろ、使い勝手が悪くなることもあります。
いたわり充電は使う必要がある?
正直使っても使わなくてもどちらでも構いません。
いたわり充電を使うことで、数年後のバッテリーの劣化具合が抑えられますが、バッテリーの劣化は様々な原因で進みますし、完全に止めることはできません。
いたわり充電の効果を実感できるかどうかはスマホの使い方、個体差によるところが大きく、2年程度で機種変更した場合、それを感じられる機会は少ないでしょう。
とは言え、デメリットも少なく、ローリスク、ローリターンな機能と言えます。利用は好みで決めて構いません。
バッテリー交換は5,000円以上かかることも
ちなみに、スマホのバッテリー交換は補償内容にもよりますが、5,000円以上かかることもあります。
▼バッテリー交換料金▼
- キャリアの補償オプションに加入:無料〜(年2回までなど)
- キャリアの補償オプション未加入:10,000円前後
- 非正規の修理店:5,000円〜
自然劣化であっても、補償オプションに加入していなければ10,000円前後かかるので、馬鹿にできない出費です。
「バッテリーが劣化する2〜3年後には機種変更するから関係ない!」という方もいるかもしれませんが、どのくらいのペースでバッテリーが劣化するかはわかりません。
いたわり充電は、せっかく搭載されているので、使った方がお得な機能かと思います。
いわたり充電が使われているXperiaは?
「いたわり充電」は、2017年以降発売のXperiaで対応しています。
▼いたわり充電搭載機種(一部)▼
- Xperia XZ Premium(2017)
〜 - Xperia 1Ⅳ(2022)
- Xperia 10Ⅳ(2022)
- Xperia Ace Ⅲ(2022) など
以下、直近で発売したXperiaシリーズです。参考にどうぞ。
Xperia以外にも「いたわり充電」はある?
「いたわり充電」はSONYのXperia限定の機能ですが、似たような機能は他社スマホにも搭載されています。
- iPhone:最適化されたバッテリー充電
- OPPOスマホ:バッテリーガード
- シャープ:インテリジェントチャージ など
どれもバッテリーの劣化を防止するのに役立つ機能なので、使ってみるとよいでしょう。
まとめ:「いたわり充電」はデメリットなし
SONYのXperiaシリーズに搭載されている「いたわり充電」は、充電速度をコントロールすることにより、バッテリーの劣化を防ぐ機能です。
「自動」または「手動」で、充電器が外される時間を予測し、その時間の直前まで90%で留め、直前で100%の満充電にしてくれます。
また「常時」で80%や90%に設定すると、常に設定された%までしか充電されません。
バッテリーの劣化を防ぐ効果があり、デメリットはないのでONにしておくのをおすすめします。
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