ゴリラ
LINEMO(ラインモ)はソフトバンクがLINEと連携して、2021年3月に始まったオンライン専用のプランです。
2,728円で20GB、LINEが使い放題、1年間は5分かけ放題が無料、といった点が特徴で、乗り換えを考えている人も多いことでしょう。
そこでこの記事ではケース別でLINEMOに乗り換えた方がいいのか、その考え方を紹介していきます。
また、LINEMOに乗り換える最もお得な方法も紹介するので、いっしょに確認していってくださいね!
- 大手の大容量プランを使っている→乗り換えない
- 小容量プランを使っている→乗り換える
- 楽天モバイルユーザーは無料期間が終わったときに判断
- ワイモバイル、UQモバイル、他の格安SIMユーザーはケース・バイ・ケース
また、LINEMOに他社から乗り換えるなら、先にワイモバイルやソフトバンクと契約した方がおトクな可能性大です。
ちなみに…
LINEMO(ラインモ)はとにかく安いのが魅力!
- 20GBが2,780円、3GBは990円!
- 5分かけ放題が1年無料
- LINEのギガはノーカウント
手数料もしばりもないので、とりあえず試してみてもいいですね^^
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※2022/4/1から「PayPayボーナス」の名称は「PayPayポイント」に変更されました。本文中で「PayPayボーナス」と記載があるところは「PayPayポイント」に読み替えてご参照ください。
目次
LINEMOってどんなサービス?
改めて「LINEMO」の内容をざっくりとチェックしておきましょう。
当初は「SoftBank on LINE」というブランドコンセプト名で発表されましたが、サービスは「LINEMO」として提供されます。
▼LINEMOの概要▼
- オンライン受付専用のサービス
- 基本使用料:スマホプラン 2,728円
- 20GB(超過後は1Mbps)
- 5分以内かけ放題は+550円
- LINEの通信はギガフリー(データ消費なし)
- 5G通信・eSIMに対応
ahamo(ドコモ)・povo(au)との違い
この価格帯のサービスの火付け役で話題になったのがドコモの「ahamo(アハモ)」です。また、auでも「povo2.0」というサービスがあります。
これらのサービスの内容を比較すると以下のような感じ(楽天モバイルもいっしょにどうぞ)。
povo2.0は20GB/30日トッピング利用時の料金です。
↓スマホは左右にスクロールできます!
ahamo | povo2.0 | |||
---|---|---|---|---|
料金 | 3GB:990円 20GB:2,728円 | 2,970円 | 2,700円 (20GB/30日トッピング) | 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 20GB〜:3,278円 |
回線 | ソフトバンク | ドコモ | au | ・楽天 ・au(パートナー) |
データ容量 | 3GB/20GB | 20GB | 1〜150GB | ・楽天:無制限 ・パートナー:5GB |
容量追加 | 550円/1GB | 390円/1GB (7日間) | 550円/1GB | |
データ超過後 | 3GB:300kbps 20GB:最大1Mbps | 最大1Mbps | 128kbps | 最大1Mbps (パートナー回線) |
かけ放題 | ・5分:+550円 ・完全:+1,650円 ※1年間550円割引 | ・5分:無料 ・完全:+1,100円 | ・5分:+550円 ・完全:+1,650円 | ・完全:無料 (Rakuten Link使用) |
5G | ◯ | |||
eSIM | ◯ | |||
申込み | オンライン専用 | ・オンライン ・店舗 | ||
手数料 | 無料 | |||
契約期間 | なし | |||
ポイント | なし | 1,000円につき10pt (1%還元) | なし | 100円につき1pt (1%還元) |
キャリアメール | なし | 対応予定 | ||
支払い方法 | ・口座振替 ・クレジットカード ※解説記事 | ・口座振替 ・クレジットカード ※解説記事 | ・クレジットカード | ・口座振替 ・クレジットカード ・楽天ポイント |
海外利用 | 対応 | 海外82の国々・地域 | 提供予定 | 海外66の国々・地域 (国内とは別に2GB) |
その他 | LINEギガフリー | 家族割 カウント対象 | 330円/24時間使い放題 などトッピング多数 | 〜1GBなら 0円で利用可 |
20GBで見るなら料金はほぼ横並び。
こうなってくると「自分の生活範囲でそのキャリアの回線がよくつながるか」、そして、「独自のメリットに魅力を感じるか」で選ぶのが良さそう。
▼ahamo 独自メリット▼
- 海外でもそのまま20GBの通信が使える
- ドコモの家族割カウント対象
▼povo2.0独自メリット▼
- まったく使わない月は0円〜
- まとめてギガを買えば割安になる(12,980円/150日)
- 330円で24時間使い放題(20GBとは別で)などのトッピングあり
▼LINEMO 独自メリット▼
- 1年間は5分かけ放題が無料
- LINEのギガノーカウント
- LINEスタンプ プレミアム ベーシックコース(240円)が無料
やはり、LINEMOならではのメリットは、LINEが使い放題になること。
ビデオ通話やタイムラインなどが対象で、LINEがないとやっていけない!という人は、LINEMOが最有力候補になりそう。
2021年夏からミニプラン登場!
当初は2,728円/20GBのプランひとつでしたが、2021年7月から990円で3GBのデータ通信が使える「ミニプラン」も登場しました。
20GBも使わないというユーザーも多いことから、それらの層を取り込みたいという狙いがありそうです。
またこのタイミングで、従来の20GBのプランは「スマホプラン」と命名されました。
乗り換えはあり?今契約しているサービス別の対応案
ここからは、今、みなさんが契約しているサービスとLINEMOを比較して、乗り換えるメリットがあるのか、どんな人が乗り換えるべきなのかをお伝えします。
下のリンクから自分が契約しているサービスや、気になるところだけでもサクッと読んでみてください。
ソフトバンクからの乗り換え┃ミニフィット+など「使った分だけプラン」からなら◎
ソフトバンクからLINEMOの場合、乗り換えに関わる手数料が完全に無料、端末もそのまま使える(要SIMロック解除)というメリットがあり、乗り換えのハードルは低めです。
そしてソフトバンクユーザーは「メリハリ無制限」などの大容量プラン、または「ミニフィットプラン+」などの使った分だけ支払うプラン、のどちらかに加入している人が多いと思います。
結論、
- 大容量プラン→乗り換えない方がいい
- 使った分だけプラン→乗り換えた方がいい
となります。
まず、メリハリ無制限などの大容量プランで毎月20GB以上がっつり使っている人はソフトバンクに残る方がいいでしょう。
大容量プランユーザーは動画もゲームもたくさん楽しむ人や、自宅に固定回線がなくて、スマホ1本でまかなっている人も多いと思います。
そんな人はLINEMOの20GBでは到底足りません。
一方で、「ミニフィットプラン+」などの使った分だけ支払うプランを契約している人は、1GB以下なら最安2,178円で利用できますが、LINEMOよりも必ず高くなります。
そのため「LINEMO」にして安く使うか、いっそ「メリハリ無制限」を選んで使い放題にした方が良いでしょう。
- LINEMO(スマホプラン:20GB):2,728円
- LINEMO(ミニプラン:3GB):990円
- メリハリ無制限(使い放題):7,238円
メリハリ無制限がLINEMOよりも安くなることはないので、ミニフィットプラン+から乗り換えたいならLINEMOを選んで大丈夫です。
- 大容量プランユーザー→乗り換えしない方がいい(メリハリ無制限にプラン変更する)
- 使った分だけ支払うプラン(ミニフィットなど)ユーザー→
LINEMOへ乗り換えてもOK
LINEMOはソフトバンクの家族割「新みんな家族割」のカウント対象外です。
今、ソフトバンクで家族割を受けている場合、LINEMOに乗り換えると、残された家族の割引額が少なくなってしまうことがあります。
ワイモバイルから乗り換え┃積極的に検討を
ワイモバイルは2021年2月に以下のプランに刷新しました。
↓スマホは左右にスクロールできます!
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
家族割適用時 2回線目〜 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ容量 (データ増量) ※1年間は無料 | 3GB (+2GB) | 15GB (+5GB) | 25GB (+5GB) |
制限時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
回線 | 4G/5G | ||
通話 | 22円/30秒(無料通話なし) |
小容量のプランは
- LINEMO(ミニプラン:3GB):990円
- ワイモバイル(シンプルS):2,178円
20GB帯のプランは
- LINEMO(スマホプラン:20GB):2,728円
- ワイモバイル(シンプルM:15GB):3,278円
- ワイモバイル(シンプルL:25GB):4,158円
ワイモバイルは家族割があり、2回線目から1,188円割引を受けられますが、家族割がなくても低料金で使えるLINEMOに軍配が上がります。
ドコモ・auから乗り換え┃ahamoやpovoも選択肢に
他社大手キャリアからLINEMOに乗り換えるときの考え方も、基本的にはソフトバンクの場合と同じ。
- ドコモ…5Gギガホ プレミア(無制限/7,315円)・ギガホプレミア(60GB/7,205円)※4月1日〜
- au…使い放題MAX 5G・使い放題MAX 4G(無制限/7,238円)※3月〜
これらのプランを契約している人は、データ無制限でがっつり使って満足している人が大半だと思うので、20GBのLINEMOは物足りないと思います。今のままの方がいいでしょう。
従量制プランを使っている人は、乗り換えを考えてもいいかも。
ドコモユーザー
▼ドコモの従量制 「5Gギガライト」「ギガライト」▼
- 〜1GB:3,278円
- 〜3GB:4,378円
- 〜5GB:5,478円
- 〜7GB:6,578円
※いずれもdカードで支払ったときの「dカードお支払割」(187円割引)適用時
ドコモのギガライトの場合、いきなり3,278円(家族割があれば、最安2,178円〜)からのスタートなので、LINEMOに乗り換えれば、必ず安くなります。
3GBなら毎月3,300円もお得に。
20GB使うなら同じドコモ内のahamoでもいいと思います。ドコモに残された家族も、これまでと変わらずに家族割の特典を受け続けることができます。
auユーザー
▼auの従量制 「ピタットプラン 5G・4G LTE」▼
- 〜1GB:3,278円
- 〜4GB:4,928円
- 〜7GB:6,578円
※いずれも2年契約時
auのピタットプランの場合も、最低でも3,278円〜(家族割があれば2,178円〜)なので、LINEMOに乗り換えるメリットは大いにあり。
こちらも、同じKDDI内のpovo2.0への乗り換えの方がハードルが低くていいかも。
- 大容量プランユーザー→乗り換えしない方がいい(安くはなるけど無制限じゃなくなってしまう)
- 従量制プランユーザー→同社内の格安プラン(ahamo、povo2.0)を含めて、乗り換えを考えた方が良い
楽天モバイルから乗り換え┃無料終了時にエリア内かどうかで判断
楽天モバイルの4月以降のプラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」は、
- 〜1GB:タダ!
- 〜3GB:1,078円
- 〜20GB:2,178円
- 20GB〜無制限:3,278円
という、使った分で料金が決まるプランです。
しかし、「1年/3ヶ月無料キャンペーン」を受けている人が多いので、無料期間が終了した段階で、乗り換えるかどうか決めることになります。
- 楽天モバイル…無制限、完全無料通話、0円〜3,278円(パートナー回線は5GBまで)
- LINEMO…3GB or 20GB、5分無料通話、990円 or 2,728円
結論、1年無料が終わったときに自宅・職場などの生活圏が楽天エリアになっている人は楽天モバイルの方がメリットが大きく、そのまま残った方がいいと思います。
仮に、楽天エリア外だった場合は、5GBで2,178円のプランになるので微妙です。
auもいつまでも楽天モバイルに回線を貸すわけではないので、乗り換えるかどうかの判断は「生活圏で楽天回線につながるかどうか」で決めるのが現実的です。
1年無料が終了したときに楽天回線エリアかどうかで判断
UQモバイルから乗り換え┃面倒じゃないならpovo2.0の方が安い
UQモバイルの現行プランは「くりこしプラン+5G」です。
↓スマホは左右にスクロールできます!
くりこし プランS +5G | くりこし プランM +5G | くりこし プランL +5G | |
---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
超過後 | 最大300Kbps | 最大1Mbps |
また、通話については以下のオプションがあります。
- 最大60分/月の無料通話…550円
- 10分/回の無料通話…770円
- 完全無料通話…1,870円
さらに、
- 余ったデータの翌月繰り越しができる
- 節約モード(最大300Kbps)に切り替えることでデータ消費ゼロ
などの、LINEMOなどの大手格安プランにはないメリットもあります。
結論、UQモバイルユーザーはUQモバイルにとどまるか、最安を狙うならpovo2.0を選んだ方が良いでしょう。
au(povo2.0)↔UQモバイル間の移動に関わる手数料は無料で、乗り換えはスムーズです。
もちろん、LINEMOの「LINE無制限」に魅力を感じるなら、乗り換えてもOK。
- 最安を狙うならpovo2.0
- LINEMOよりもpovo2.0への乗り換えの方がじゃっかんスムーズ
- LINE無制限に魅力を感じるなら
LINEMOもあり
その他の格安SIMから乗り換え┃ミニプランは魅力
格安SIMを使っている人は、モバイル通信は最低限しか使わない人が多いと思います。
そんな人にとっても、ソフトバンクの高品質の回線が990円で使える
ミニプランは検討の余地あり。
【お得ワザ】最大2.2万円相当をゲットする方法
ソフトバンク系のサービス以外からの乗り換えなら、7,000円〜21,600円相当をゲットする方法があります。
それが
LINEMOを契約する前に、一旦ワイモバイル(またはソフトバンク)で契約する
という方法です。
ヤフーモバイルで10,000円相当のPayPayボーナスをゲット
- 新規・または他社からの乗り換え
- SIMのみ契約
- シンプルM/L
LINEMOへの乗り換え前にワイモバイルを契約することで、特典をゲットできます。
さらに契約前に「
先に触れたように、Softbankグループ間の乗り換えは手数料などが一切かからないので、後にLINEMOに移るときも負担はありません。
LINEMO用のスマホが欲しいならソフトバンクと契約するのもあり
もし、ソフトバンク回線で使えるスマホを買っておきたいなら、ソフトバンクで契約するのもあり。
公式で行っているweb割を使って乗り換えれば、ソフトバンクのスマホが21,600円割引で購入できます。
こちらも同じく、ソフトバンクからLINEMOへの乗り換えの手数料がかからないので、LINEMOへの乗り換え前提で、ソフトバンクと契約するのは普通にアリだと思います。
短期でワイモバイルやソフトバンクからLINEMOに移ると、短期解約と見なされる可能性があります。
今後、ソフトバンクやワイモバイルと契約しづらくなる可能性もあるため、最低でも半年ほど使ったほうが良い、という意見もあります。自己判断でお願いします。
LINEMOへの乗り換え手順
LINEMOへの乗り換え手順もサクッと確認しておきましょう。
- SIMロックを解除する
- 利用中のサービスでMNP予約番号を発行する
- LINEMOに申し込む
上記の3ステップでかんたんに乗り換えられます。
まず、手持ちのスマホをLINEMOで使うためにSIMロック解除をおこなっておきます。
- ドコモ:My docomo
- au:My au
- UQモバイル:my UQ mobile
- ソフトバンク:My SoftBank
- ワイモバイル:My Y!mobile
次に、LINEMOに電話番号を引き継ぐためにMNP予約番号を発行します。各社のマイページや電話で手続きできます。
ソフトバンク、ワイモバイルから乗り換える場合、SIMロック解除、MNP予約番号の発行は不要になりました。
以上の準備ができたら、
「今の電話番号をそのまま使用する」、「利用中の携帯電話会社」を選択して進みます。
結論:LINEMOに乗りかえた方がいい人・乗り換えない方がいい人
細かいことは、上で説明したとおり。
結論、以下のような人は、LINEMOは向いてないかもしれません。
- 大容量を使いこなしている人・スマホ1台ですべてまかなっている人→
ドコモのギガホ プレミア(テザリングも完全無制限)がおすすめ - 家族で同じキャリアを使っている→今のキャリアにとどまる(家族割を維持)
- 周囲にスマホのサポートをしてくれる人がいない→大手キャリア(ショップあり)
逆にそれ以外の人であれば、
この記事の考え方をひとつの参考にしてもらえるとうれしいです。
ちなみに:LINEMOはオンラインでサクッと契約できます
LINEMOの契約は公式サイトからかんたんにできます。
しかも今なら新規、他社からの乗り換えなら最大1万円のPayPayポイントがもらえます!
またLINEMOを契約する前にスマホを買っておきたい人は、いったんソフトバンクかワイモバイルを契約して、買うのもよきです。
- ソフトバンク…他社からの乗り換えで2.16万円割引
- ワイモバイル…機種によって最大2万円程度の割引
少し面倒かもですが、ソフトバンクやワイモバイルからLINEMOの変更は無料なんで、お得にスマホが買いたいなら検討しても良いですね!
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