ゴリラ
楽天モバイルの「Rakuten Turbo」が気になっているけど、あんまり評判良くないの?
2023年1月、楽天モバイルが自宅据え置き型のWi-Fiサービス「Rakuten Turbo」の提供をスタートしました。
ただ、発表当初から「高い」などネガティブな声が多く、出鼻をくじかれている感じです……。
そこでRakuten Turboの概要や注意点、口コミも参考にしながら、ぶっちゃけどうなん?本当に高いのか?を考えていきたいと思います。
しかし、他社のホームルーターサービスと比べれば、そこまで高いわけではありません。
- 解約後の端末の使いみちがない
- スマホとのセット割がない
この辺りはデメリットに挙げられます。個人的には少し様子を見たほうが良い、という判断。
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最新プラン「Rakuten最強プラン」の解説記事はこちら
目次
楽天モバイルのホームルーター「Rakuten Turbo」
Rakuten Turboは自宅などに据え置きで使うホームルーターサービスです。
ルーターをコンセントに差すだけで通信でき、工事もなく、サクッとWi-Fi環境をつくることができます。
この手のサービスは「FWA(Fixed Wireless Access)」と呼ばれ、ドコモなどの他キャリアでも提供されています。
「自宅に光回線が引けない」「(集合住宅など)引いても速度が出ない」「手軽にWi-Fi環境をつくりたい」といったニーズを取り込み、市場を拡大させています。
Rakuten Turboの料金
Rakuten Turboでは「プラン料金」と「製品代金(分割)」の合算を毎月支払っていくことになります。
Rakuten Turboの「プラン料金」は以下のとおり(2023年6月現在)。
- 4,840円/月
- 最初の1年間は1,980円で利用可(合計34,320円割引)最初の3年間は3,685円で利用可(合計41,580円割引)
また、Rakuten Turbo専用端末「Rakuten Turbo 5G」の価格は以下。
- 一括:41,580円
- 24回:1,732円
- 48回:866円
例えば48回払いを選んだときの、毎月の支払いイメージはこんな感じになります。
この料金がぶっちゃけ高いのかどうか?は、あとで比較しますが、結論、他社と比べれば安いです。
Rakuten Turboのエリア
基本的には楽天モバイルのエリアに準じています。
ただし、一点重要な違いがあります。
Rakuten Turboでは楽天モバイルでは利用できる「パートナー回線(au回線)」につながりません。
つまり、自宅などの使用環境で楽天回線が入らないと、Rakuten Turboは契約できないということです。
現状の楽天回線は屋内や高層階に弱いとされています。基本的に屋内で使うサービスなので、ちょっと不安ですね……。
専用端末「Rakuten Turbo 5G」
Rakuten Turbo向けの端末「Rakuten Turbo 5G」のスペックも確認しておきましょう。
特筆すべきポイントは以下のとおり。
- 「Wi-Fi 6(11ax)」に対応
- 下り:最大2.1Gbps、上り:最大218Mbps(5G sub6通信時)
- 最大接続台数:128台
- 対応バンド:5G n77、LTE 3
Wi-Fi 6(11ax)は2019年に公開されたWi-Fiの規格です。それまでより通信速度が向上し、同時接続にも強くなりました。
国内では2022年からWi-Fi 6E(6の拡張版)も使えるようになりましたが、対応しているデバイス自体がまだ少なく、実用シーンでは「6」で十分です。
またRakuten Turbo 5G、先程もお伝えしたように、楽天モバイルの周波数にのみ対応しています。
口コミ:Rakuten Turbo 速度の実測値
サービス開始から約1週間後の時点での、速度に関する口コミを調査しました。
おーいおいおいおい…Rakuten turboさんよー
もうこんな事になって来るのかい??別にめちゃ使ってないごく一般の使い方しかしとらんのやけど…同じ場所で左がturbo経由、右はiPhoneからダイレクト。こんなに違うのはなんぞや?😅これ続くようじゃーもうアウトよ#楽天モバイル pic.twitter.com/AiGGaNelfL
— 岡急 (@464759837) February 1, 2023
こちらの方の情報では、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)の方が、下りの速度で上回っています。
また、「みんそく」には確認時点(2023/6/17)で81件のレポートが上がっていました。
参考にRakuten最強プラン(右)も併記します。
- 平均Ping値:48.07ms / 50.81ms
- 平均ダウンロード速度:65.48Mbps / 55.58Mbps
- 平均アップロード速度:33.44Mbps/ 29.23Mbps
サービス開始当初はモバイルプラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」の方が速度が出ているという、散々な結果でしたが、6月時点ではホームルーターとしての面目を保っているみたいです。
ただし懸念点として、今後、ユーザー数が増えてくることで、速度がさらに低下する可能性が挙げられます。
ドコモで2021年8月に始まったhome 5Gは、1年半経った今では、当初のような速度は出ていないという声もあります。
11月13日(日)11時59分。ドコモhome5Gの速度。以前より極端に遅くなった。解約金ペナルティが無いという安心感に心がホッとする。 pic.twitter.com/AzUl3XUwot
— 月刊あいうえお (@monthly_aiueo) November 13, 2022
Rakuten Turboの速度を上げる方法
公式では以下の環境を推奨しています。
- 窓際など、電波を受け取りやすい場所
- Wi-Fiの電波と干渉する機器(電子レンジ、テレビなど)から離して設置
- 高層階(およそ16階以上)ではない場所
やはり楽天回線は室内の奥まった場所は苦手です。窓のそばに設置するのは必須と言えそうです。
Rakuten Turboの注意点、デメリット
それ以外の注意点はないのか?
契約前に知っておきたい注意点は以下のとおり。
- 解約後、端末の使いみちがない
- 登録した住所でしか利用できない
- スマホとのセット割がない
個人的に一番気になるのが、一番上の端末に関すること。
- Rakuten TurboはRakuten Turbo 5Gの購入とセットでしか契約できない
- 楽天モバイルのSIMを入れても使えない
- 対応Bandが限定的
つまり仮に短期で解約すると、買い取ったRakuten Turboは使いみちがなく、また、フリマなどで売ろうにも買い手がつきません。
なので意地でも端末代金の元をとるまで使わないと……、という感情になり、つまりこれは事実上の縛りとなってしまいます。
Rakute Turboのメリット、他社比較
正直、Rakute Turboだけを見ていると、あまりいいところが見えてきません。
そこで競合サービスと比較してみることで、Rakute Turboの良いところを見出してみようと思います。
スクロールできます→
Rakuten Turbo | ドコモ home 5G | UQ ギガ放題プラス | ソフトバンク Air | |
---|---|---|---|---|
月額料金 (割引前) | 4,840円 | 4,950円 | 4,950円 | 5,368円 |
端末 | Rakuten Turbo 5G | home 5G HR01 | HOME 5G L12 | Airターミナル5 |
端末代 | 41,580円 | 39,600円 | 5,940円 | 71,280円 |
割引 | ・2,860円×12ヶ月 =34,320円 ・楽天モバイルとセットで 2万ポイント還元 | 1,100円×36ヶ月 =39,600円 | 682円×25ヶ月 =17,050円 | ・1,980円×36ヶ月 =71,280円 ・2,288×12ヶ月 =27,456円 |
端末 実質代金 | ▲12,740円 | 0円 | ▲11,110円 | ▲27,456円 |
事務手数料 | 3,300円 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 |
36ヶ月の 合計負担額 | 164,800円 | 178,200円 | 176,330円 | 169,092円 |
スマホとの セット割 | ー | ◯ | ◯ | ◯ |
同時接続 | 128 | 65 | 40 | 128 |
Wi-Fi | Wi-Fi6(IEEE802.11ax) |
メリット① Rakuten Turboの月額料金(割引前)は安い
「高い」と言われがちですが、各社のホームルータープランの中では、割引前の月額料金は最安です。
また、楽天モバイルとセットで契約することでもらえるポイント(2万ポイント。2023年6月現在)まで考慮すれば、3年間の負担額は最も抑えられます。
ただ、楽天モバイルのことだから、将来的にガツンとキャンペーンやる可能性ありそうだな!そのときは圧倒的に安くなりそう。
メリット② 最大128台に同時接続できる
ソフトバンクのAirターミナル5と並んで、128台まで接続できます。
実際にそんなに接続することはないですが、スペック的には多いに越したことはありません。
メリット③ 8日間キャンセルもできる(歓迎ぎみ)
回線契約のクーリングオフとも言われる「初期契約解除(8日間キャンセル)」にも対応しています。
楽天モバイルは「通信速度や製品にご満足いただけない場合は返金・返品もOK」と大々的にアピールしています。
他サービスでも8日間キャンセルはできますが、ここまで「OKやで!」とは言っていません。
キャンセル前提で契約するのは全くおすすめできませんが、楽天としては「まずは使って欲しい」というスタンスを見せてくれています。
高いと言われる本当の理由は「楽天モバイル」という”ライバル”の存在
Rakute Turboが登場する前も、楽天モバイルを固定回線代わりに使っているユーザーはたくさんいました。
かくいう僕も、楽天モバイルをBand3固定して、固定回線として利用していた時期があります。
- 楽天モバイル:3,278円(20GB以上)
- 無制限で通信可
- 据え置きではなく、持ち運べる
- パートナー回線も使える
- (口コミでは)速度もそんなに変わらなさそう
現状、スマホ向けプランの方が、据え置きプランの上位互換という感じになってしまっています。
「Rakuten Turboは高い!」と言われるのも、この楽天モバイルの存在によるところが大きいです。
Rakuten Turboがおすすめな人
ここまで紹介した内容を踏まえて、Rakuten Turboを検討しても良いのはこんな人!を考えました。
- 集合住宅の光回線が遅いファミリー世帯
- 数十人を集客できる店舗事業のオーナー
集合住宅の光回線が遅いファミリー世帯
マンションで固定回線を引いているけれど、思うような速度が出なくて悩んでいる、というファミリー世帯は、検討の余地があります。
マンションは他の居住者と回線を分け合って利用するため、光回線であっても速度が出にくいです。
またマンションによっては、そもそも速度が出ない設備が導入されていることもあります。
数Mbpsのような超低速な状況なら、Rakuten Turboにした方が速度が期待できるでしょう。
また128台まで接続でき、5GHz・2.4GHzともにWi-Fi6を利用できることから、家族や複数デバイス(家電など)での利用にも向いています。
数十人を集客できる店舗事業のオーナー
めっちゃピンポイントな提案ですが……。
同時接続台数が多いことから、一度に数十人が来店する可能性がある飲食店や宿泊業のオーナーさんも、検討の余地があるかもしれません。
固定回線の方が通信は安定しますが、Rakuten Turboなら工事不要、撤去もコンセントを抜くだけです。
現状は楽天モバイル(Rakuten最強プラン)の固定回線化をおすすめ
Rakuten Turboは他のホームルーターと比べても遜色ないサービスだと思います。
しかし、自社内に楽天モバイルという、無制限で使える強力なライバルが存在します。
料金、使い勝手、速度、どれをとっても、現状は楽天モバイルを固定回線代わりに使うほうが良い、という結論です。
ただし楽天のこと。他を圧倒するようなド派手はキャンペーンを行う可能性もあるため、気になる方はタイミングを見計らっておくのが良さそうです。
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キャンペーン | 内容 |
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①楽天モバイル を初めて契約 | ・乗り換え:6,000ポイント ・新規:2,000ポイント |
②対象端末購入 | iPhone:最大8,000ポイント Android:最大1.1万ポイント (対象iPhone ) (対象Android ) |
③対象のiPhoneを下取り | 5,000ポイント還元 ※一部端末は 1万ポイント |
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