ゴリラ
iPhoneにいつの間にか「ショートカット」というアプリが追加されています。
「何か便利になるなら使いたい!」という気持ちになる人もいるかと思います。
僕もけっこう効率を追い求めてしまう人なので、気になってしまいます。
しかしショートカットは、一見分かりづらく、サクサクと思い通りには使えません。
そこでこの記事で、ショートカットアプリの効率的な使い方、使用例などを紹介します。
正直、無理して使う機能ではないので、必要ないと思ったら使わなくてもいいですが、iPhoneを今以上に使いこなしたい人は要チェックです。
iPhoneを頻繁に使い、できるだけ効率化させたい人にピッタリの機能です。必ずしも必須の機能ではないので、興味がない人は「ショートカットアプリ」を全く使わなくても問題ありません。
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目次
iPhoneのショートカットアプリとは?
2019年公開のiOS13からiPhoneに搭載された「ショートカット」アプリですが、「完璧に使いこなしてる!」という人はあまり多くない印象です。
むしろ「存在だけなんとなく知っている」あるいは「そんなものがあることすら知らない」という人の方が多数派かと思います。
iPhoneのショートカットアプリでは以下のようなことができます。
▼ショートカットアプリでできること▼
- iPhoneの複数の動作をまとめてワンタッチで行えるようになる(基本の機能)
- 特定の動作を特定の条件で行う(オートメーション)
- 他人が用意したアクションの固まりを使わせてもらえる(ショートカットレシピ)
正直、これだけ読んでも全然ピンとこないかと思います。分かりにくいですが、以下でちゃんと説明するので大丈夫です。
ショートカット機能自体が便利というよりは、「普段自分がしている動作をより便利にしてくれる」ものです。
ショートカット3種類の使い方
ショートカットアプリには3つの起動方法があります。
- ショートカットアプリ内で起動する
- ホーム画面に追加する
- オートメーションで起動する
用意されたショートカットは、上記3つのいずれかの方法で起動できます。
ショートカットアプリ内で起動する
上の写真は「ショートカット」アプリを起動した画面です。多くのショートカットが並んでいます。
上の方にあるのは僕が自分で用意したショートカットで、下の方は最初から用意されているものです。
これらがパソコンのキーボードのショートカットのごとく、ワンタップでアクションを実行してくれます。
なんでこの画面でショートカットを使うのはおすすめしません。この画面はあくまでショートカットを作成したり管理したりする画面、という認識がよいかと思います。
ホーム画面で起動する
「ショートカット」アプリ内の、個別のショートカットの横の「・・・」ボタンをタップして表示される「ホーム画面に追加」ボタンで、ショートカットをホーム画面に追加できます。
もしなければ、「ショートカット長押し」→「共有」→「ホーム画面に追加」でもOKです。
僕の一番のおすすめのショートカットの使い方が、このホーム画面から使う方法です。
普通にアプリを開く感覚でショートカットアクションを実行できるので、自分がよく使うアクションを設定しておけば非常に使い勝手がよいです。
この記事の後半で、実際に使えるショートカットの利用法を紹介するので参考にしてください。
オートメーションで起動する
ショートカットアプリの特徴的な機能のひとつに「オートメーション」があります。
オートメーションは、特定の条件下でアクションが起動するよう設定することです。
オートメーションの種類は以下のようなものがあります。
▼オートメーションの種類▼
- 特定の時刻になったら
- アラームが止まったら
- 睡眠時に
- どこかに到着したら
- どこかを出発したら
- CarPlayに接続したら
- メールがきたら
- メッセージがきたら
- ワークアウトを開始したら
- Wi-Fiに接続したら
- Bluetoothに接続したら
- NFCタグをタップしたら
- 特定のアプリが開かれたら
- 機内モードがONになったら
- おやすみモードがONになったら
- 低電力モードがONになったら
- バッテリー残量が指定より減ったら
- 充電器に接続されたら
以上のような多くの条件があり、このどれかにあてはまったら、事前に設定していたアクションを実行します。
自動でアクションするので、ちゃんと設定してないと怪奇現象のようにiPhoneが動きます。
よい習慣を作るためにも力を発揮しそうです。
Apple Watchもお使いの方は、組み合わせて使うことでより可能性が広がります。
ショートカットを用意する3つの方法
ショートカットでいろいろなことができる可能性がありますが、そのショートカットを作成するには以下の3種類の方法があります。
- 自分で作る
- 「ギャラリー」や「スターターショートカット」を利用する
- 「ショートカットレシピ」を利用する
以下で1つずつ紹介します。
自分で作る
一番ベーシックな方法です。
- ショートカットアプリを開く
- 画面右上の「+」ボタンをタップ
- 「アクションを追加」より設定
「アクションを追加」をタップするとこのような画面になります。特定のアプリを使いたい場合は「App」から選びましょう。
「App」内に使いたいアプリがない場合や、特定のアプリの中にしたいアクションがないときは、そのショートカットは作成できません。
使いたいアプリやアクションがない場合でも「スクリプティ」機能を使ったり、「候補」の欄にアクションが表示されていれば、そのショートカットを作成できます。
また「オートメーション」を作成したい場合、ショートカットアプリトップの「オートメーション」 > 右上の「+」ボタン > 「個人用オートメーションを作成」で作成できます。
「ギャラリー」「スターターショートカット」を利用する
自分で一からショートカットを作らなくても、「ギャラリー」を使えばもっとラクに作ることができます。
ショートカットアプリのホームの下部右側の「ギャラリー」をタップすると、たくさんのフォーマットが用意されています。
中でも最上部に表示されている「スターターショートカット」には、定番のショートカットが用意されています。
スターターショートカット以外にも「お使いのAppからのショートカット」や「必須ショートカット」などがあります。
自分がiPhoneでよくしている行動からおすすめのショートカットを用意してくれているので、使えそうな物があれば「マイショートカット」に追加しましょう。
他人が作った「ショートカットレシピ」を利用する
上の「自分でショートカットを作成する」で作られたショートカットは、「レシピ」として、他人と共有できます。
例えばこちらのリンクをiPhoneでクリックすると、「YouTube検索を一発でできるショートカット」が追加できます。
このように、ネット上ではたくさんのショートカットレシピが公開されています。
正直、ショートカットを一から作るのは大変なので、「こういうショートカット、作ってる人いないかな?」と、GoogleやTwitterなどで検索して見つけてくるのがラクだと思います。
実際のショートカットアプリ使用例
「いつも自分がしていること」をショートカットに設定するものですが、いきなりそう言われてもピンとこないと思うので、実際に僕が使っているショートカットをお見せしますね!
直接YouTubeの「検索」をする
一番よく使うのが、「YouTube直接検索」です。
YouTubeってどうしても「なんとなく」開いてしまいがちです。するとホーム画面に表示される「おすすめ」をなんとなく観てしまい、惰性で時間が過ぎてしまいます。
そうやって出会える新しいチャンネルもあるので100%それが悪いわけではないですが、どうしても時間が無駄になってしまいます。
そこで「ホーム画面から直接チャンネルの名前を検索する」ことで、「なんとなく」ではなく「この検索ワードで動画を探す!」という決意とともにYouTubeを開けます。結果、充実した時間になることが多いように思えます。
YouTubeアプリを開く→検索でもいいのですが、「ホーム画面」の誘惑は強力なので、この方法が役に立ちます。
以下のレシピをiPhoneでクリックすると作れます。
特定のYouTubeを検索する
「YouTube直接検索」に似ていますが、少し違います。こちらは、既に検索ワードに特定のチャンネル名が指定されているので、迷わずそのチャンネルが見られます。
自分のお気に入りのチャンネル名をいつもYouTubeで検索している人は、いっそこのショートカットを作るとラクです。
ちなみに作り方は、上の「YouTube検索する」ショートカットの「・・・」ボタンで設定に入り「表示を増やす」をタップすると上の画面になります。
「デフォルトの回答」部分に入れた言葉が、自動で入力されて検索されます。
お気に入りの曲を流す
いつもお決まりの曲を聴いているのなら、いっそショートカットにしてしまうとラクです。
僕はYouTube Musicを使っていますが、他の音楽アプリでも特定の曲を再生できるショートカットはカンタンに作れます。
朝起きた瞬間にKindleを開く
「オートメーション」機能は習慣作りに効果を発揮します。僕は「朝起きたらまず読書したい」と思っているので、7:45にKindleが開くように設定しています。
目覚めてスマホを見るとキンドルが開いているので、朝からSNSやゲームをしてダラダラする隙がありません。
もちろん、いつも読書できるわけではありませんが。
このように
- 朝起きたらしたいこと
- 通勤でしたいこと
- 昼休みにしたいこと
- 寝る前にしたいこと
をオートメーションに設定し、「きっかけ」を作るのが賢い使い方です。
決まった時間をタイマーで測る
僕は自分の仕事を25分で区切っているのですが、「25分のタイマーを測る」もショートカットにしています。
「時計アプリ」「タイマー」「時間セット」「スタート」という流れが、「ショートカットをタップ」の1アクションで済むので便利です。
また、Apple Watchと連動させても便利です。
ワイヤレスイヤホンを強制的にiPhoneに繋ぐ
僕はひとつのイヤホンをiPhoneとパソコンで使っていますが、イヤホンがパソコンにつながってしまい、iPhoneにつながってくれない時があります。
このショートカットを使えば、ワンタップでワイヤレスイヤホンと強制的に再接続できるのでありがたいです。
やり方は以下です。
▼イヤホン再接続ショートカットの作り方▼
- iPhoneとイヤホンをBluetoothで繋ぐ
- ショートカットアプリを開く
- 「ギャラリー」 > 「すべて表示」 > 「オーディオ出力を設定」 > 「ショートカットを追加」
- 自分が繋いでるイヤホンを選ぶ
- 完了
このショートカットを作っておくだけで「コントロールセンター」 > 「Bluetooth長押し」 > 「もう一度長押し」 > 「イヤホン名をタップ」という手間を省けるので便利です。
ショートカットのアイコンは、「カラー」「グリフ」ともに多くのバリエーションがあり、自分の好きなようにカスタマイズできます。
まとめ:ショートカットは上級者向きだけど、ハマるとやみつきになる
iPhoneに搭載された「ショートカット」機能について、以下のような内容を紹介しました。
- 複数のアクションをワンタップにまとめられる
- 時間、条件で発動するアクションを設定できる(オートメーション)
- 他人の用意したアクションを使える(レシピ)
- 全く使わなくてもなにも不便はない
- ガジェット好きはハマってやみつきになる
特に強調して伝えたいのは、「ショートカットを使わなくても何も不便はない」という点です。無理して使おうとか、使わないとダメとかということは一切ありません。
ただ、iPhoneを自分好みにカスタマイズして効率的にしたいとか、かっこいいホーム画面にしたいという欲求がある人は、たくさんいじるといいのではないかと思います。
ぜひ、一度触ってみて、自分がどちら側か判断してみてくださいね。
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