ゴリラ
ここ数年で「eSIM(イーシム)」という言葉をよく聞くようになってきました。
eSIMはなんだか便利そうですが、正直、どんなものかよくわかりにくい面があります。
ぶっちゃけ、分からなくても不便はないのですが、早めに知っておいた方が何かと得なことが多いです。
ということでこの記事で、eSIMの基本的な知識とeSIM対応端末を紹介します。
次に機種を買うときの重要なポイントになるかもしれないので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
eSIMが対応している端末は「iPhoneシリーズ」「Google Pixelシリーズ」など人気シリーズがメインなので、eSIMが使いたいときに端末選びで困ることはないかと思います。ちなみにGalaxyシリーズは日本版はeSIM非対応です。
目次
eSIMとは?
まず最初にeSIMについて紹介します。eSIMは、従来のようなSIMを使わずにキャリア契約をするシステムで、主にQRコードを読み取って契約します。
eSIMには、従来のSIMと比べてメリットがたくさんあります。
▼eSIMのメリット▼
- 契約時、SIMが届くのを待たなくてOK
- SIMを差し替える手間がなくてラク
- 海外でも便利
- iPhoneならデュアルSIMに対応できる
僕は以前、楽天UN-LIMITをeSIM契約しましたが、特に「SIMが届くのを待たなくていい」という部分が嬉しかったです。
ネットで契約して、その場で開通したので「未来」を感じました。
また、SIMカードを差し替えるのは慣れている人であれば簡単ですが、そうでない人にとっては手間のかかる行程です。QRコード読み取りは世の中に浸透してきている感があり、SIMの差し替えが要らないのはラクです。
eSIMは海外旅行の時も便利です。現地でSIMを買って差し込むという手間がなくなります。事前に対応のeSIMの手続きをすることで、海外でも快適にスマホが使えます。
さらにiPhoneの場合だと、通常のSIMに加えてeSIMを追加でき、2社のSIMを1台で運用する「デュアルSIM」が使えるようになることも、メリットと言えますね。
eSIM 対応してるキャリアは?
eSIMは2021年当初、楽天モバイルや各社のオンライン専用プラン、サブブランドなどから提供が始まりました。
そして夏頃から大手キャリアでの取り扱いも始まっています。
▼eSIMサービスを提供しているキャリア(eSIMのページ)▼
eSIMの対応機種は?
以下で、eSIMに対応している機種を紹介します。
▼eSIMに対応している機種▼
- iPhoneシリーズ
- Google Pixelシリーズ
- その他のAndroid
- Rakutenシリーズ
体感としては「iPhoneは最近のものでOKだけど、Androidはまだまだ少なめなので注意」という感じです。
現状ではeSIMにする決定的なメリットは少なく、Android派もそこまで気にしなくてもいいです。
たまたま自分の欲しい機種がeSIM対応していれば試しに使ってみる、くらいでいいのかなと思います。
iPhoneシリーズ【XR/XS以降は全てeSIM対応】
iPhoneシリーズでeSIMに対応している端末は以下のとおりです。
- iPhone 13/mini/Pro/Pro Max
- iPhone 12/mini/Pro/Pro Max
- iPhone SE【第二世代】
- iPhone 11/Pro/Pro Max
- iPhone XR/XS/XS Max
2018年に発売されたiPhoneXR/XSシリーズ以降のiPhoneは全て対応しています。
またiPhone 13シリーズについては、最大2種のeSIMを1台に入れて運用できる「デュアルeSIM」にも対応しています。
例えば
- 楽天モバイルのeSIMとpovo2.0のeSIM
- ドコモのeSIMとLINEMOのeSIM
みたいに、複数のeSIMを組み合わせることができます。自分に最適な組み合わせを見つける楽しみもありますね。
GooglePixelシリーズ【Google純正でコスパよし】
Google PixelシリーズのeSIM対応端末は以下です。
Google Pixelシリーズは、OSも本体も全て一括してGoogleが作っているスマートフォンです。
その他Androidなど
その他の、国内で手に入る端末でeSIM対応しているのは以下のとおりです。
キャリアだと楽天モバイルが積極的に販売を進めている印象。旧大手キャリアはまだまだこれからといった感じです。
- AQUOS sense6(
au)※ドコモ版は非対応 - AQUOS zero6(
au、ソフトバンク、楽天モバイル) - Xperia 10 III Lite(楽天モバイル)
- AQUOS sense4 lite(楽天モバイル)
- OPPO A73(楽天モバイル)
- OPPO Reno 5 A(楽天モバイル)※ワイモバイル版は非対応
- HUAWEI P40 Pro 5G(SIMフリーのみ)
Rakutenシリーズ【eSIMのみ】
上記のように楽天モバイルは他社よりもeSIMに力を入れており、自社ブランドスマホは全て「eSIMのみ対応」です。
ただし逆にeSIMしか使えないので、例えば他社の物理SIMを入れることはできません。
また楽天モバイルによると、楽天端末は楽天モバイル以外のVoLTEには非対応としています。
他社の音声SIMで使おうと思っている人は注意した方が良さそうです。
もちろん、楽天モバイルで使うのであれば、何ら問題はありません。
【注意】Galaxyシリーズは日本版はeSIM非対応
以下のGalaxyの最新モデルの海外版はeSIM対応ですが、日本で発売されているモデルはeSIM非対応です。
- Galaxy Z Flip3 5G
- Galaxy Z Fold3 5G
- Galaxy S21 5G
- Galaxy S21+ 5G
- Galaxy S21 Ultra 5G
- Galaxy Z Fold2
- Galaxy Z Fold
- Galaxy Z Flip
- Galaxy S20 5G
- Galaxy S20+
- Galaxy S20 Ultra 5G
- Galaxy Note20
- Galaxy Note20 Ultra 5G
海外版はeSIMに対応しているので、もし「GalaxyでeSIMを使いたい!」という場合は、なんとかして海外モデルを入手すれば、日本でもeSIMが使えなくはないです(技適マークには注意して下さい)。
auやドコモから発売されている上記Galaxyを買っても、eSIM契約はできないので注意が必要です。
XiaomiもeSIMに未対応
最近、日本でも存在感を見せているXiaomi。「eSIMに対応してないの?」と聞かれることが増えました。
結論、国内で購入できるモデルでeSIMに対応しているものはありません。
競合にもなってくるOPPOがeSIM端末を出していることからも、今後、Xiaomiから発売される可能性も十分考えられます。
iPadなどのタブレット
ちなみにeSIMに対応しているタブレットも紹介しておきます。
- iPad(第9〜7世代)
- iPad mini(第6、5世代)
- iPad Air(第4、3世代)
- 11インチiPad Pro(第3〜1世代)
- 12.9インチiPad Pro(第5〜3世代)
その他、キャリアから販売しているタブレットですと、dtab Compact d-42AがeSIMに対応しています。
まとめ:eSIMは急いで取り入れる必要はないが、間違いなく便利!
eSIMの簡単な紹介と、eSIM対応キャリア、eSIM対応端末を紹介しました。
結論は以下。
- eSIMは徐々に広がりつつある
- 現状の国内主要キャリアはほぼ全てeSIM対応
- eSIM対応端末はiPhoneを選んでおけば無難
ここ3年くらいで販売されたiPhoneは全てeSIM対応なのに対し、Androidは(とくにキャリア版は)まだまだこれからといった感じ。
ただし、シャープなどの国内メーカーでもeSIM対応機種が発売され始めたことから、今後はより一般的になってくると予想されます。
ちなみに:契約するならオンラインショップがお得です
契約を検討しているのであれば、オンラインショップがお得なので、最後にそれだけ簡単に説明しておきます。
理由は以下3点です。
- 事務手数料、頭金がかからない(auは手数料かかります)
- オンライン限定キャンペーンがある
- 来店不要・待ち時間がない
金銭的メリット(事務手数料、頭金)だけでなく精神的なメリット(来店・待ちなし)も大きておすすめ。
また、各社が直営する公式オンラインショップなので安心して契約できます。
少しでもお得にかしこく契約したいと思っている人は、ぜひオンラインショップを使ってみてください。