ゴリラ
Apple Watch(アップルウォッチ)には、ファミリー共有設定という機能があり、家族のApple Watchを親などのiPhoneで管理できます。
そのため「みまもり用にWatchを子どもに持たせるのはアリなんじゃない?」と考える親御さんが増えています。
今回はApple Watchを子どもに持たせることでできることと、具体的な手順をお伝えします。
親のお古のApple Watchをもたせれば、月々385円/月で維持でき、みまもり用途で検討しても良いと思います。
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目次
Apple Watchを子どもに持たせるための「ファミリー共有設定」
これまでのApple Watchは1台のiPhoneに対して1つのApple Watchをペアリングして利用するのが基本でした。
つまりiPhoneの所有者=Apple Watchの所有者です。
しかし、2020年秋に登場した新しいApple WatchのOS「watchOS 7」からは、1台のiPhoneに複数の家族のApple Watchをペアリングできるようになりました。
これを「ファミリー共有設定」と言います。
ファミリー共有設定の登場によって、iPhoneを持っていない子どもやシニアでも、Apple Watchが使えるようになりました。
ファミリー共有設定のペアリングの例
- これまで…
お父さんのiPhone
└お父さんのApple Watch - ファミリー共有設定…
お父さんのiPhone
└お父さんのApple Watch
└子どものApple Watch
└おばあちゃんのApple Watch
Apple Watch単体で通話やメッセージの送受信ができるからキッズケータイの代わりになる
ファミリー共有設定をしたApple Watchは、一部を除いてApple Watchのほとんどの機能を利用できます。
Apple Watch独自の電話番号がもらえ、以下のように「iPhoneから独立して」利用できます。
- Apple Watch単体で電話をかける・メッセージを送受信できる
- Apple Watchの利用者(子ども)の位置を把握できる
- でも、がっつりインターネットやSNS、ゲームはできない
という点は、まさにキッズケータイに求められる機能です。
例えばApple Watchを付けた子どもの場所が、親のiPhoneから一目瞭然でわかります。
子どもの利用に最適化した機能もあり
さらに、
- 利用できない時間帯「スクールタイム」を設定できる
- トランシーバーアプリなどの専用アプリが使える
- エクササイズや消費カロリーなどの記録は子どもに最適化される
- サイドボタンで緊急SOSの連絡ができる
など、子どもの利用を想定した機能があります。
また、子ども的にもおもちゃのようなキッズケータイを持たされるよりは、Appleの洗練されたデバイスの方がうれしいかもしれませんね。
大人でもテンション上がりますw。
洗濯中に旦那から電話がかかってきてApple Watchででてみた!
コナンになった気分😁#AppleWatch— みくw (@creamommy) October 2, 2020
ファミリー共有設定ができるのはauと楽天モバイル
ただし日本でファミリー共有設定を利用できるのはauと楽天モバイルのみです。
安心してください。
結論、auや楽天モバイルユーザー以外でもファミリー共有設定は利用できます。
au、楽天モバイルのファミリー共有用プラン
実は2021年10月以前は、ファミリー共有設定を利用するには、ウォッチ単体でauの「ピタットプラン4G」というプランに入る必要がありました。
しかしこのプランは最低でも3,000円以上で、子どもにApple Watchを持たせるには高すぎて、非現実的でした。
しかし2023年10月現在は、auと楽天モバイルで割安なファミリー共有専用プランが登場したことで、子どもにApple Watchを持たせることが、より現実的になりました。
スクロールできます→
au 「ウォッチナンバー プラン」 | 楽天モバイル 「Apple Watch ファミリー共有」 | |
---|---|---|
月額料金 | 385円/月 | 1,078円/月 |
データ容量 | 250MB | 250MB |
親回線 | 制限なし (au以外でも可) | 制限なし (楽天以外でも可) |
事務手数料 | 3,850円 | 0円 |
これによって、例えば親のお古のApple Watchを持たせるのであれば、毎月385円で維持できるようになりました。
と思われるかもしれませんが、Apple Watchでメッセージを送ったり、位置情報を取得するくらいであれば、これだけあれば十分です。
仮に250MBを使い切って速度制限にかかったとしても、みまもり用であれば問題ないですね。
「ウォッチナンバー」「ファミリー共有」はau・楽天モバイルのiPhoneを契約していなくても使える
auの「ウォッチナンバー」プラン、楽天モバイルの「Apple Watch ファミリー共有」プランは、いずれも、親の回線に制限がありません。
つまり、親が他のキャリアや格安SIMなどを使っていても、子ども用のAppleWatchだけ、専用プランに加入できるということです。
注意:「ウォッチナンバー」「ファミリー共有」は自分用のAppleWatch向けのプランではない
いいえ。
「ウォッチナンバー(au)」「Apple Watch ファミリー共有(楽天モバイル)」は、iPhoneの契約者と別の家族がAppleWatchを利用することを想定したプランです。
- 自分のiPhoneへの着信や通知をAppleWatchで確認する
- iPhoneの電話番号を使って、AppleWatchから発信する
といった自分のiPhoneとペアリングする「ふつうの使い方」をするなら、各キャリアで用意された専用のプランに加入する必要があります。
- ドコモ:ワンナンバーサービス
- au:ナンバーシェア
- ソフトバンク:モバイル通信サービス
- 楽天モバイル:電話番号シェアサービス
「ウォッチナンバー」プランに加入して子どもに持たせる手順
具体的な手順は以下のとおり。
- 親機となるiPhoneを用意する(今使っているものでOK)
- GPS+CellularモデルのApple Watchを用意する
- au・楽天モバイルの専用プランに申し込む
まず子どものApple Watchを管理する親用のiPhoneが必要です。すでにお持ちであればOK。
そもそもですが、親がAndroidスマホを使っていて、子どもにだけApple Watchを持たせる、というような使い方はできません。
そして子どもに持たせる用のApple Watchを用意します。
ファミリー共有をするためには「GPS+Cellularモデル」でしか加入できません。
これから買う場合は、Apple公式、各社のオンラインショップ(スマホを契約してなくても買えます)、Amazon、家電量販店などで購入しましょう。
そのときに在庫があるところ、安いところで買えばOKです。
▼キャリアのオンラインショップ(回線契約は不要)▼
▼Amazon(一例)▼
未成年が使う場合などはショップでの契約が必須
基本的に「ウォッチナンバー(au)」「Apple Watch ファミリー共有(楽天モバイル)」への申込みは、アプリからできます。
しかし、以下の条件に該当する場合は、各社のショップで契約しなければいけません。
▼auショップでしか契約できない契約▼
- 回線名義 / 利用者が未成年
- iPhoneの新規契約当日にウォッチナンバーを申し込む場合
▼楽天モバイルショップでしか契約できない契約▼
- 回線名義 / 利用者が未成年
- 親回線が楽天モバイル以外のiPhoneの場合
ちなみにauのウォッチナンバーの契約はショップ、オンライン問わず、3,850円の事務手数料がかかります。楽天モバイルのApple Watchファミリー共有の加入には、事務手数料はかかりません。
Apple Watchを子どもに持たせるために知っておきたいこと
以下の2点は知っておくといいかもです。
- 最新モデルでなくてもファミリー共有設定を使える
- Apple Payはファミリー共有設定では利用できない
最新モデルでなくてもファミリー共有設定を使える
ファミリー共有設定が利用できるのは新しいApple Watchだけではありません。
- watchOS 7以降
- GPS+Cellularモデル
- Apple Watch Seriese 4以降に発売されたもの(SEを含む)
であれば、利用できます。
ってことでもOKです。
親のお下がりを子どもに持たせれば、さらに費用を抑えることができますね。
子ども用のApple WatchではApple Payは利用できない
子ども用のApple WatchではWallet Appに入っているクレジットカードや交通系カードを使ったApple Payでの支払いができません。
子どもが無制限に決済できるのは確かに危ないことなので、これは仕方がない制限かと。
一方でApple Watchには「Apple Cashファミリー」という18歳未満向けの、親から子どもに送金をしてApple Payで買い物ができる機能もあるのですが、アメリカでしか対応していません。
この機能が日本でも使えるようになれば、子どものお金の使い過ぎを防ぎつつ、キャッシュレス決済を使わせることができ、便利になりそうです。
Apple Watch以外の選択肢
子どもにデバイスを持たせる目的にもよるのですが、以下では少しでも安く運用できる方法をいくつか提案します。
キッズケータイ┃安心の機能と安さがメリット
各社から発売されている子どもの見守りに特化した端末です。
電話やメッセージの送受はもちろん、防犯ブザーや位置情報の共有など、子どもの管理と生活に役立つ機能が揃っています。
その他の特徴は
- 維持費が安い(550円/月〜)
- 家族と同じキャリアで契約できる
- 端末の種類は少ない
- できることはスマホほど多くない
といったこと。できることは最低限ですが、子どもに持たせる理由が「便利<安心」のためなら、維持費が安いキッズケータイで十分なことも多いでしょう。
家族と同じキャリアのスマホ┃スマホデビュー向けのプランは格安
家族で契約しているキャリアで、スマホデビュー向けのプランに入る方法です。
各社、スマホデビューするユーザーを対象に、かなり優遇したお得なプランを用意しています。
これからの時代、遅かれ早かれ子どもにスマホを持たせるタイミングはやってきます。早いうちにスマホを渡して、ネットリテラシーを学ばせるのも、ひとつの方法です。
LINEMOの「ミニプラン」
ソフトバンクのオンライン専用プラン「
- 990円
- 3GB
- 5分かけ放題(1年間は無料)
で利用できます。
親のお古のスマホを持たせれば、1,000円以内でかけ放題付きのスマホをつくれます。
現時点ではかなりおすすめな方法です。
ちなみに:未成年のスマホを契約するときもオンラインショップが便利&お得!
未成年のスマホを契約するとき、おとなと同伴でショップに行くのってちょっと面倒ですよね……。
各社のオンラインショップなら、成人名義で契約、未成年を利用者に登録にすることで、スマホを契約できます!
それに加えて、以下のようなメリットがあります。
- 頭金(1万円程度)・事務手数料(3,000円程度)がかからない
(auは事務手数料はかかります) - オンライン限定キャンペーンがある
- 来店不要・待ち時間がない
楽ちんなだけでなく金銭的メリットも大きめです。各社、公式サイトなのも安心です。
少しでもお得に契約したいと思っている人は、ぜひオンラインショップでかしこく手続きしてみてください。