ゴリラ
進学や進級を控える時季は、子どもにスマホを持たせようと考えている方も多いと思います。
僕も初めてケータイを買ってもらったのが冬休みだったような記憶があります。
ところでAppleが発売するApple Watch(アップルウォッチ)には、ファミリー共有設定があり、これを活用すれば、Apple Watchをスマホの代わりとして利用できます。
しかし、この記事のタイトルにもあるとおり、2020年12月現在、Apple Watchを子どもに持たせるのは主に料金・サービス面でハードルが高く微妙と言わざるをえません。
今回はApple Watchを子どもに持たせることでできること、なぜ微妙なのか、さらに、おすすめの子ども用スマホの契約方法(使い方)をお伝えします。
もちろん、条件さえクリアできれば、子どもにApple Watchを持たせることも不可能ではないので、少しでも気になる方は、ぜひ参考にしてください。
- 使えるのが国内だとauのみ
- 2年目以降の毎月の維持費が1,980円〜と決して安くない
ため、子どもに持たせるのはハードルが高めです。
子ども用なら、スマホを含めて検討するのがよさそう。
ちなみに…
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- 頭金(3,000~10,000円)なし
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関連記事:【withコロナ】auオンラインショップの自宅受け取りの流れを紹介します
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目次
Apple Watchを子どもに持たせるための「ファミリー共有設定」
これまでのApple Watchは1台のiPhoneに対して1つのApple Watchをペアリングして利用するのが基本でした。
つまりiPhoneの所有者=Apple Watchの所有者です。
しかし、2020年秋に登場した新しいApple Watchの新しいOS「watchOS 7」からは、1台のiPhoneに複数の家族のApple Watchをペアリングできるようになりました。
これを「ファミリー共有設定」と言います。
ファミリー共有設定の登場によって、iPhoneを持っていない子どもやシニアでも、Apple Watchが使えるようになりました。
ファミリー共有設定のペアリングの例
- これまで…お父さんのiPhoneとお父さんのApple Watch
- ファミリー共有設定…お父さんのiPhoneとお父さんのApple Watch+子どものApple Watch+おばあちゃんのApple Watch
Apple Watch単体で通話やメッセージの送受信ができるからキッズケータイの代わりになる
ファミリー共有設定をしたApple Watchは、一部の機能を除いてApple Watchでできることをフルで利用できます。
Apple Watch独自の電話番号がもらえるので「iPhoneから独立して利用できる」ことが大きな特徴。
- Apple Watch単体で電話をかける・メッセージを送受できる
- Apple Watchの利用者(子ども)の位置を把握できる
という点は、まさにキッズケータイに求められる機能です。
Apple Watchを付けた子どもの場所が、親のiPhoneから一目瞭然でわかります。
子どもの利用に最適化した機能もあり
さらに、
- 子どもがApple Watchを利用できない時間帯「スクールタイム」を設定できる
- トランシーバーアプリなどの専用アプリが使える
- エクササイズや消費カロリーなどの記録は子どもに最適化される
- サイドボタンで緊急SOSの連絡ができる
など、子どもの利用を想定した機能があります。
また、子ども的にもおもちゃのようなキッズケータイを持たされるよりかは、Appleの洗練されたデバイスの方がうれしいかもしれませんね。
大人でもテンション上がります。
https://twitter.com/creamommy/status/1311859436349136896
【最大注意】ファミリー共有設定はauでしか利用できない
これが子どもにApple Watchを持たせる最大のハードルです。
日本ではファミリー共有設定を利用できるのはauのみです(2020年12月現在)。
つまり、auでiPhoneを利用している人でないと、子どもにApple Watchを持たせてファミリー共有設定を使うことができないのです…。
これはどうしようもないので、ドコモ、ソフトバンクでの専用プランの提供を待つか、以下で紹介するApple Watch以外の代替手段を考える必要があります。
auでApple Watchを子どもに持たせるときの料金は2,980円から
Apple Watchを子どもに持たせるときの維持費もハードルになってくるかもしれません。
auでファミリー共有設定を利用するためには、「ウォッチナンバー」というサービスに加入する必要があります。
そして、ウォッチナンバーで適用される料金はスマホ用の「ピタットプラン 4G LTEプラン」です。
ピタットプラン4G LTEの料金
- 〜1GB…2,980円
- 〜4GB…4,480円
- 〜7GB…5,980円
Apple Watchの利用であれば、〜1GBの2,980円で収まるはずですが、それでも子ども用のApple Watchのために毎月3,000円近く払うのは、少し高いですね…。
「ナンバーシェアからの移行キャンペーン」と家族割で1年間は350円で使える
さすがにApple Watchに2,980円を払うのは…という方にauから救いの手が。
現在、ウォッチナンバーを契約するとき、
- 「ナンバーシェアからの移行キャンペーン」…1年間1,630円割引
- 家族割…家族2人で500円、3人以上で1,000円割引
を受けることができ、1年間は350円から利用できます。
auのApple Watchにはウォッチナンバーの他に「ナンバーシェア(1人でApple Watchを利用するためのプラン、350円)」というプランがあり、ナンバーシェアからウォッチナンバーに移行することで、1年間1,630円の割引を受けられます。
※具体的な契約の手順はこちらの記事で紹介しています。
また、家族割はApple Watchを含むau回線の契約数で割引を受けられます。
複雑なので、毎月の維持費のイメージをまとめました。
いずれにせよ「ナンバーシェアからの移行キャンペーン」の割引が終わる2年目からは1,980円〜2,480円の維持費がかかることを知っておきましょう(それまでに料金が改定されることを全力で期待…!)。
Apple Watchを子どもに持たせるために知っておきたいこと
以下の2点は知っておくといいかもです。
- Apple Watchは最新モデルでなくてもファミリー共有設定を使える
- Apple Payはファミリー共有設定では利用できない
Apple Watchは最新モデルでなくてもファミリー共有設定を使える
ファミリー共有設定が利用できるのは新しいApple Watchだけではありません。
- watchOS 7以降
- Cellularモデル
- Apple Watch Seriese 4以降に発売されたもの(SEを含む)
であれば、利用できます。
ってことでもOKです。
このようなケースだったら新たに端末代もかからず、最安で子どもにApple Watchを持たせることができますね。
子ども用のApple WatchではApple Payは利用できない
子ども用のApple WatchではWallet Appに入っているクレジットカードや交通系カードを使ったApple Payでの支払いができません。
子どもが無制限に決済できるのは確かに危ないことなので、これは妥当な制限だと思います。
一方でApple Watchには「Apple Cashファミリー」という18歳未満向けの、親から子どもに送金をしてApple Payで買い物ができる機能もあるのですが、アメリカでしか対応していません。
この機能が日本でも使えるようになれば、子どものお金の使い過ぎを防ぎつつ、キャッシュレス決済を使わせることができ、便利になりそうです。
Apple Watch以外の選択肢
子どもにデバイスを持たせる目的にもよるのですが、以下では少しでも安く運用できる方法をいくつか提案します。
キッズケータイ┃安心の機能と安さがメリット
各社から発売されている子どもの見守りに特化した端末です。
電話やメッセージの送受はもちろん、防犯ブザーや位置情報の共有など、子どもの管理と生活に役立つ機能が揃っています。
その他の特徴としては
- 維持費が安い(500円/月〜)
- 家族と同じキャリアで契約できる
- 端末の種類は少ない
- できることはスマホほど多くない
といったこと。できることは最低限ですが、子どもに持たせる理由が「便利<安心」のためなら、維持費が安いキッズケータイで十分なことも多いでしょう。
家族と同じキャリアのスマホ┃便利さではスマホが最高
家族で契約しているキャリアのスマホを、普通に契約する方法です。
毎月の維持費はキッズケータイよりも高くなりますが、できることは何十倍にも広がります。
- 使い方を制限すれば、1,000〜3,000円程度で維持できる
- 家族割・学割が利用できる
- キャリアのフィルタリング機能を利用できる
- 請求を家族でまとめられる
といったメリットがあります。
各社ともSIMカードのみの契約もできるようになったので、今は使ってない端末を子ども用にするのはわりとありなんじゃないかなと思います。
これからの時代、遅かれ早かれ子どもにスマホを持たせるタイミングはやってきます。早いうちにスマホを渡して、その便利さと危ないこともあるということを伝えていくことも大切ではないでしょうか。
格安SIMのデータ専用SIM┃「スマホ」と維持費の良いところ取り
スマホは使わせてあげたいけど、もっと安く維持したい…という方におすすめなのが、格安SIMの「データ専用SIM」を利用する方法。
音声通話は付いていませんが、LINEをはじめ、その代わりになるサービスはたくさんあります。
格安SIMのデータ専用SIMなら、300円くらいから利用できるものもあります。
例えばロケットモバイルの「神プラン」なら、最大200Kbpsと低速ですが298円から格安で使うことができます。
iPhoneなら子どものスマホの使い方を細かく設定できる
ちなみに、iPhoneには「スクリーンタイム」という、子どものスマホの利用を細かく管理できる機能があります。
使いすぎや課金、悪質なコンテンツなど、挙げ出したらきりがないスマホの不安を解消してくれる便利な機能です。
できることや使い方は以下の記事を参考にしてみてください。
子ども用のApple Watchはキャリアと料金がネック
Apple Watchのファミリー共有設定はとても便利な機能です。
通話やメール、位置情報の共有、子供向けのアクティビティの記録など、キッズケータイ以上の便利な使い方ができます。
しかし、
- 国内のキャリアで使えるのはauのみ
- 毎月の維持費が1,980円〜2,480円かかる
と、現時点ではハードルが高めです。
これらの要因でApple Watchの便利な使い方を諦めないといけないのは残念なので、今後キャリアには、より使いやすいようにプランなどを考えて欲しいですね。
今回、Apple Watchを検討された第一の目的は「家族の安心」だと思うので、スマホを持たせることを含めて、他の方法も考えてみるのもいいと思います。
ちなみに:契約するならオンラインショップがお得です
契約を検討しているのであれば、オンラインショップがお得なので、最後にそれだけ簡単に説明しておきます。
理由は以下3点です。
- 事務手数料がかからない(ドコモ)
- オンライン限定キャンペーンがある
- 来店不要・待ち時間がない
精神的メリット(来店なし・待ちなし)だけでなく、金銭的メリットも大きいので普通にお得です。
また、代理店ではなくドコモ・au・ソフトバンク直営の公式オンラインショップなので安心して契約できるのです。
現在新型ウィルスの影響で外出が難しくなっていますが、オンラインショップなら自宅で手続き&配送してもらえ、キャリアもそれを推奨しています!
少しでもお得に契約したいと思っている人は、ぜひオンラインショップでかしこく手続きしてみてください。