ゴリラ
最新iPhoneが高額になり、型落ち・中古iPhoneに注目が集まりつつあります。
日常生活で不便なく使えるなら、安いiPhoneで十分と考える方が増えてきました。
この記事では、2019年に発売したiPhone 11と11 Proについて、2023年からの視点でスペックを再評価します。
「いま買っても大丈夫なのか?」「不便しないのか?」「最新iPhoneとどう違うのか?」の参考にしてくださいね。
スペック的には、発売から3年以上経ったいまでも普通に使えます。
ただし、iOSサポートの期限、5Gに対応していないことを考えると、2〜3年使うつもりで買うのが良さそう。
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目次
iPhone 11/11ProのスペックをiPhone 14と比較
iPhone 11 / 11 Proは2019年9月に発売され、2022年9月にApple公式での販売が終了しました。
ラインナップは以下の3種類。
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
2022年9月発売のiPhone 14から見ると、3年型落ちのモデルです。
まずは無印モデル(11と14・14 Plus)、Proモデル(11 Proと14 Pro・14 Pro Max)のスペックを比較しておきます。
▼iPhone 11と14・14 Plus スペック▼
スクロールできます→
iPhone 11 | iPhone 14 | iPhone 14 Plus | |
---|---|---|---|
容量 | 64GB 128GB 256GB | 128GB 256GB 512GB | |
カラー | ・ブラック ・グリーン ・イエロー ・パープル ・(PRODUCT) RED ・ホワイト | ・ミッドナイト ・パープル ・スターライト ・(PRODUCT) RED ・ブルー | |
サイズ | 横:75.7mm 縦:150.9mm 厚さ:8.30mm | 横:71.5mm 縦:146.7mm 厚さ:7.80mm | 横:78.1mm 縦:160.8mm 厚さ:7.80mm |
重量 | 194g | 172g | 203g |
ディスプレイ 解像度 | 6.1インチ LCD(液晶) 1,792 x 828 326ppi | 6.1インチ OLED 2,532 x 1,170 460ppi | 6.7インチ OLED 2,778 x 1,284 458ppi |
最大輝度 | 625ニト(標準) | 800ニト(標準) 1,200ニト(HDR) | |
チップ | A13 Bionicチップ 6コアCPU 4コアGPU 8コアNeural Engine | A15 Bionicチップ 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine | |
防沫/耐水/防塵 | IP68 (水深2メートルで最大30分間) | IP68 (水深6メートルで最大30分間) | |
バッテリー容量 (ビデオ/音楽) | 最大17時間/ 最大65時間 | 最大20時間/ 最大80時間 | 最大26時間/ 最大100時間 |
充電 | ・約30分で50%(20W) ・ワイヤレス:最大7.5W | ・約30分で50%(20W) ・MagSafe:最大15W ・ワイヤレス:最大7.5W | |
SIM | ・nano-SIM+eSIM | ・nano-SIM+eSIM ・eSIM+eSIM | |
生体認証 | Face ID (顔認証) | ||
決済 | Apple Pay | ||
安全 | ・緊急SOS | ・緊急SOS ・衝突事故検出 | |
通信 | 4G LTE | 5G | |
画素数 ƒ値 | ・メイン:1,200万画素・ƒ/1.8 ・超広角:1,200万画素・ƒ/2.4 | ・メイン:1,200万画素・ƒ/1.5 ・超広角:1,200万画素・ƒ/2.4 | |
光学ズーム | ・ズームアウト:2倍 | ||
デジタルズーム | 最大5倍 | ||
手ブレ補正 | ・光学式手ぶれ補正 | ・センサーシフト光学式 手ぶれ補正 | |
ナイトモード | ◯ | ||
フォトグラフィ スタイル | ー | ◯ | |
ビデオ シネマティックモード | ー | 4K HDR、最大30fps | |
ビデオ アクションモード | ー | 最大2.8K、60fps | |
ビデオ 光学ズーム | ・ズームアウト:2倍 | ||
ビデオ デジタルズーム | 最大3倍 | ||
TrueDepthカメラ (フロントカメラ) | ・1,200万画素 ・ƒ/2.2 | ・1,200万画素 ・ƒ/1.9 |
▼iPhone 11 Proと14 Pro・14 Pro Max スペック▼
スクロールできます→
iPhone 11 Pro | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|
容量 | 64GB 256GB 512GB | 128GB 256GB 512GB 1TB | |
カラー | ・ゴールド ・スペースグレイ ・シルバー ・ミッドナイトグリーン | ・スペースブラック ・シルバー ・ゴールド ・ディープパープル | |
サイズ | 横:71.4mm 縦:144.0mm 厚さ:8.10mm | 横:71.5mm 縦:147.5mm 厚さ:7.85mm | 横:77.6mm 縦:160.7mm 厚さ:7.85mm |
重量 | 188g | 206g | 240g |
ディスプレイ 解像度 | 5.8インチ OLED 2,436 x 1,125 458ppi | 6.1インチ OLED 2,556 x 1,179 460ppi | 6.7インチ OLED 2,796 x 1,290 460ppi |
最大輝度 | 800ニト(標準) 1,200ニト(HDR) | 1,000ニト(標準) 1,600ニト(HDR) 2,000ニト(屋外) | |
チップ | A13 Bionicチップ 6コアCPU 4コアGPU 8コアNeural Engine | A16 Bionicチップ 6コアCPU 5コアGPU 16コアNeural Engine | |
防沫/耐水/防塵 | IP68 (水深4メートルで最大30分間) | IP68 (水深6メートルで最大30分間) | |
バッテリー容量 (ビデオ/音楽) | 最大18時間/ 最大65時間 | 最大23時間/ 最大75時間 | 最大29時間/ 最大95時間 |
充電 | ・約30分で50%(20W) ・ワイヤレス:最大7.5W | ・約30分で50%(20W) ・MagSafe:最大15W ・ワイヤレス:最大7.5W | |
SIM | ・nano-SIM+eSIM | ・nano-SIM+eSIM ・eSIM+eSIM | |
生体認証 | Face ID (顔認証) | ||
決済 | Apple Pay | ||
安全 | ・緊急SOS | ・緊急SOS ・衝突事故検出 | |
通信 | 4G LTE | 5G | |
画素数 ƒ値 | ・メイン:1,200万画素・ƒ/1.8 ・超広角:1,200万画素・ƒ/2.4 ・望遠:1,200万画素・ƒ/2.0 | ・メイン:4,800万画素・ƒ/1.78 ・超広角:1,200万画素・ƒ/2.2 ・2倍望遠:1,200万画素・ƒ/1.78 (メインカメラを利用) ・3倍望遠:1,200万画素・ƒ/2.8 | |
光学ズーム | ・ズームイン:2倍 ・ズームアウト:2倍 | ・ズームイン:3倍 ・ズームアウト:2倍 | |
デジタルズーム | 最大10倍 | 最大15倍 | |
手ブレ補正 | ・光学式手ぶれ補正 | ・センサーシフト光学式 手ぶれ補正 | |
ナイトモード | ◯ | ||
フォトグラフィ スタイル | ー | ◯ | |
ビデオ シネマティックモード | ー | 4K HDR、最大30fps | |
ビデオ アクションモード | ー | 最大2.8K、60fps | |
ビデオ 光学ズーム | ・ズームイン:2倍 ・ズームアウト:2倍 | ・ズームイン:3倍 ・ズームアウト:2倍 | |
ビデオ デジタルズーム | 最大6倍 | 最大9倍 | |
TrueDepthカメラ (フロントカメラ) | ・1,200万画素 ・ƒ/2.2 | ・1,200万画素 ・ƒ/1.9 |
パッと見で違いがわかりづらいですが、iPhone 11とiPhone 14シリーズの違いはザックリ以下の5つです。
▼iPhone 11と14シリーズの違い▼
- 11シリーズは本体が丸い。14シリーズは四角い
- 14シリーズは5G対応
- 14シリーズの方がCPU性能が高い
- 14シリーズの方がカメラ性能が高い
- 14シリーズの方がバッテリー持ちが良い
ほぼ全ての機能で14シリーズが上回っていると言っても良いです。
iPhone 11の特徴。当時は何が話題だった?
2019年の発売当時は、何が話題になったのか?それまでの機種と比べて優れていた点はどこか?をお伝えします。
- 初の「超広角カメラ」搭載
- 豊富なカラーバリエーション
- 初めての「Pro」モデルの登場
初の【超広角カメラ】搭載
左:通常カメラ 右:超広角カメラ
「超広角カメラ」は「0.5倍ズーム」とも言われる機能です。通常のカメラよりも広い範囲を撮影でき、以下のような場面で便利です。
▼超広角カメラが役立つ場面▼
- 広い景色を撮るとき
- 室内の雰囲気を伝えたいとき
- 大人数で撮影するとき
iPhone 11で初めて搭載された超広角カメラは、それ以降のiPhoneにも引き継がれ、今や当たり前の存在になりました。
2018年のiPhone XS/XR以前のiPhone、iPhone SE
型落ちiPhone、中古iPhoneを買うにあたり、超広角カメラがついているかどうかは最重要項目と言えます。
超広角カメラは使い勝手が抜群によく、あると明らかに便利です。
iPhone XS、XRなどのさらに古い型落ちと迷っているなら「超広角カメラがあるからiPhone 11にする!」というのは、かなりアリな考え方です。
豊富なカラーバリエーション
iPhone 11は、以下の6色から選ぶことができました。
- ブラック
- グリーン
- イエロー
- パープル
- (PRODUCT)RED
- ホワイト
前モデルのiPhone XSは3色のみ、その前のiPhone Xは2色のみで、カラーの選択肢が増えたことは好評でした。
ただ、今から購入するなら中古がメインになるので、欲しい色が手に入らないこともあります。
初めての「Pro」モデルが登場
iPhone 11で初めて「Pro」モデルが登場しました。Proモデルは無印モデル(Proじゃないモデル)よりも、CPU、カメラ性能が高い上位版という位置づけです。
これ以降のiPhoneでも「Pro」シリーズが継続して発売されていることから、iPhone 11 Proの成功が伺えます。
ちなみに、iPhone 11 ProはiPhone 11よりもわずかにサイズが小さいです。
▼iPhone 11 Proにする理由▼
- 少しでもサイズが小さい方がいい
- 少しでも画面が明るい(見やすい)方がいい
- 少しでもバッテリーが持つ方がいい
iPhone 11と11 Proで迷っていて、上記の優先順位が高いなら、Proモデルを選ぶのが良いでしょう。
ちなみに価格は11 Proの方が1万円ほど高く設定されていることが多いです。
iPhone 11はどこで買える?
iPhone 11/11 Proを扱っているお店は少ないです。
キャリアでの新品の販売は終わっており、基本的には中古で購入することになります。
▼iPhone 11を買えるショップ▼
※中古市場は供給が不安定で、在庫がないことがあります。
Certified(サーティファイド)は、各キャリアの「認証済み」中古スマホです。
購入プログラムや下取りなどで回収したスマホを清掃、簡易な修理をして、再販売しています。
また、中古販売店のイオシスを参考に、市場価格もチェックしておきましょう。
▼イオシスのiPhone 11/11 Proの価格例▼
- iPhone 11 64GB Cランク:40,800円〜
- iPhone 11 128GB Bランク:44,800円〜
- iPhone 11 256GB Bランク:52,800円〜
- iPhone 11 Pro 64GB Cランク:50,800円〜
- iPhone 11 Pro 256GB Bランク:62.800円〜
- iPhone 11 Pro 256GB Aランク:67,800円〜
みなさんがこの記事を読んでいるタイミングでは、さらに下がっている可能性もあります。
中古販売店ではA〜Cといったように、商品の状態にランク付けがなされていますが、そもそも、利用に支障をきたすような悪いものは販売されていません。
例えばCランクであっても、カバーやケースをつけて使えば気になりにくいのも事実です。
型落ちのiPhone 11を買うデメリット4つ
「最新モデルにも引けを取らないiPhoneが、4〜6万円で買えるので普通にオススメ!」なiPhone 11ですが、デメリットもあります。
デメリット① 2025年頃に使えなくなる可能性がある
iPhoneには「iOSのアップデートができる期間(iOSサポート期間)」があります。
サポート期間が終わったiPhoneは、最新のiOSに更新できなくなり、セキュリティ面の脆弱性や、使えないアプリが出てくるなど不便なことが増えます。
iPhone 11のサポートがいつまで続くのかは未定ですが、2025年頃に終了すると予想されています。
つまり2〜3年後には次の新しいiPhoneに変えるつもりでiPhone 11を買うのが良さそうです。
デメリット②5Gに対応していない
5Gは、現在主流の「4G電波」に置き換わる、高速・大容量通信が可能な電波です。
次モデルのiPhone 12以降は5Gに対応していますが、iPhone 11はギリギリ5Gに対応していません。
「5Gが使えないと不便!」という時代はもう少し先ですが、先述のiOSサポート期間も踏まえて考えると、2〜3年使うつもりで購入しましょう。
さらに長く使いたいなら、iPhone 12など、もっと新しい機種を検討してみてください。
デメリット③ スペックの不安が0ではない
iPhone 11は、最新iPhoneよりもスペックが劣っているとは言え、Webブラウジング、SNS、電子決済、LINEなどのコミュニケーションツール程度であれば、不自由なく利用できます。
スマホの総合的な性能を示す「AnTuTu Benchmark」(Ver.9)のスコアは65万点前後で、むしろ「快適」なレベルです。
一方で以下のような状況では「モッサリする」「カクカクする」と感じる可能性があります。
- 3Dグラフィックの綺麗なゲーム
- 画像編集や動画編集
- 複数のアプリを同時に立ち上げているとき
単独でアプリを普通に使う場合は、iPhone 11でもスペック不足を感じることはほぼないかと思われます。
デメリット④ 中古でしか手に入らない
上述したようにイオシス
どうしても新品が良い、という神経質な方は、選択肢から外さざるを得ません。
2022-2023年のiPhone 11を買った人の口コミ
2022〜2023年にiPhone 11を買った人の口コミを探してみました。
半年前に買ったiPhone11ですね。
iPhoneにしてから快適でiPhoneから変えたくないですね。— 藤澤柊平 (@i2ysHBcz7QUXwbK) December 25, 2022
こちらの方は2022年の6月くらいにiPhone 11を購入したようです。「快適でiPhoneから変えたくない」とのことなので、Androidからの乗り換えでも、問題なく使えているようです。
去年55000円で買ったiPhone11今も元気だから買うところ選べば大丈夫👌
— YZK(Yuki❤️: )) (@TefudaniYZK_CR) December 24, 2022
こちらの方は2021年?に購入されたようですが、満足して使われているようですね。
ゲオモバイルで買ったiPhone11よく見たらバッテリーの最大容量が80%以下だった。状態Aとか言っておいてこの仕打ちか。
— 的場辰徳 (@matobat) December 21, 2022
中古の場合、バッテリー容量が減っている可能性があります。
多くの中古販売店やキャリアのCertifiedでは、購入前にバッテリー容量を確認することができません。
まとめ:iPhone 11 / 11 Proは「2〜3年使うつもり」で買うのが良さそう
iPhone 11と最新のiPhone 14は、スペック的な差はあるものの、正直、iPhone 11でもほとんどなにも不便なく使えるかと思います。
とはいえ、iOSサポートや5Gへの非対応など、長期的な目線で見るなら、2〜3年程度使うつもりで買うことをおすすめします。
中古のスマホをお得に買うなら……
フリマもいいんですが、より安心して購入できる販売店、キャリアの「Certified(認定中古品)」がおすすめです。
イオシスは個人的にも使ったことがあります。中古とは言え品質が高く、最大6ヶ月の長期保証もあります。
イオシス
乗り換えなら割引を受けられることもある、キャリアの認定中古品もいいですね!
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