マラソン永遠にやってるみたいだ。どうしたらこんな生活を抜け出せるんだろう…。
そう、あなたです。あなたに向けてこの記事を書いています。
僕の周りにはWebライターが多いのですが、そんな状態になってしまう人が多い印象です。
実は僕自身独立した当初はライターとして生計をたてていて、同じような悩みを持ちました。
でも今では色々苦労した末、自分の戦い方を理解し今では苦しまずに仕事ができるようになりました。(記事執筆時はメディアの編集長)
そこで、ライターさんが不本意な形で消耗しないように、Webライターが稼げるようになる生存戦略とその再現方法について語っていきたいと思います。
あくまで僕の考えなので、まぁちょっと参考にしてやるかくらいで聞いてってくださいませ。
ちなみに結論から言うと、職人か監督になろーぜという話です。
この記事の内容:Webライターが消耗しない生存戦略「職人」と「監督」についての説明と再現方法
読んでほしい人:ライティングの単価が安くてしんどい人
もくじ
ライターは職人か監督になるべき
ライターとして働き、沢山のライターを見てきたけど、
ライターの生存戦略って【一流選手】か【監督】になることだと思う。前者は差別化して単価あげてく職人ライターさん。
後者は上流工程にいくことで、文章以外でお金をもらう編集長みたいな人。どっちがいいかはその人の価値観と能力による
— まつ@ゆるいフリーランス (@mats2_n) May 23, 2018
Webライターとして消耗するのはズバリ単価が安いからですよね。
「単価が安い」のが原因なのであれば単純に単価をあげる工夫をすればいいですよね。
そして単価を上げるためには、職人か監督になればいいと思っています。
- 職人:他のライターさんと差別化して高単価をもらう専門ライターさん
- 監督:校正や編集長、マーケ側にまわる人
が僕なりの定義です。
どっちの方が良いとかはなく、個人の適正や好き嫌いの問題だと思っています。
僕の独断と偏見による適正はこんな感じ。
- 書くことが好き
- 1つのことを極めたい
- 没頭したいタイプ
- 書くことが好きではない
- 色々やりたい
- 俯瞰的に物事を見れる
ちなみに僕は完全に後者です。
ライティング嫌いなので、いかに効率良く書くか、お金をもらうか、を考えていました。
ではどうすれば「職人」「監督」になれるのか。僕なりの考えを述べていきますね。
職人ライターの戦略
※先に言っておくと僕は監督タイプでやってきたので、職人ライタータイプのやり方は体験談ではなく周りのライターさんを見ての戦略です
職人ライターはライティングそのものの単価をあげる必要があります。 単価を上げるための戦略は以下のステップ。
- 基本的なライティング能力をあげる
- 武器を作る
- ブランディングする
- 記名の専属ライターになる
1.基本的なライティング能力をあげる
特筆することではないですが、ライティング力で勝負していくのですから、当然ライティング能力が必要になります。
ガンガン記事を書いて、振り返って、スキルをあげていきましょう。
クライアントによってはフィードバックしてくれるところもありますが、しないところも沢山あります。
納品した記事を自分でチェック(反省と改善点見つけ)をする癖があるとめっちゃ良いです。
PDCA回し続けて自学すればどんどん上達しますが、ある程度で頭打ちします。
また、自分だけでは見えない改善点もたくさんあります。Webや本、セミナーを活用して勉強もしておきましょう。
2.武器を作る
単価を上げるために大事なのは、武器(得意ジャンル)を作ることです。
めちゃ当たり前の考えですが、素人よりも依頼ジャンルに精通している人に仕事をお願いしたいですよね。
「◯◯のことならなんでも書けます!」というところまで持っていきましょう。
実はこれ、クライアント視点で依頼しやすいだけでなく、自分自身も楽になります。
毎回違うジャンルを執筆するとなると、リサーチの時間は毎回かかります。
が、専門ジャンルを作ってしまえば、すでに知識があるのでリサーチに時間がかからないんですよね。
受注もしやすいし、時間効率もあげやすいので、やらない理由はないです。
3.ブランディングをする
武器を作ったら、その武器を持ってるだけではなんの役にも立ちません。
「自分はこんな武器を持っています!」と周りにアピールしましょう。
ブランディングする際は発信が必要になりますので、SNSやブログが役たちます。
自分が何者なのか、どういったことができるのか、を相手に覚えてもらいやすいように発信しましょう。
ブランディングに成功すると営業をかけなくても仕事が舞い降りてくるようになります。
4.ガツガツ書いて単価をあげていく
専門特化をして、ブランディングまでできたらあとはガツガツ書いて単価をあげていくのみ!
単価を上げる方法はいくつかありますが、共通するのは意味もなく単価が上がることはないということ。
- 専門性が高い
- ライティング能力が高い
- この人にお願いしたいと思える
などなど、何かしらの理由(メリット)があるからクライアントは単価を上げるわけです。 自分がクライアントに提示できるメリットは何か?を考えて、アピりましょう。
監督タイプの戦略
監督タイプはライティングの単価を上げるのではなく、いかに上流工程にいくかを考えていく必要があります。
上流工程にいくためには以下のステップが必要かと。
- 基本的なライティング能力をあげる
- SEOやマーケを学ぶ
- クライアントと同じ目線で考える
- 仕事を巻き取る
ずらずら述べていきますが、最終的にはクライアント側になるという意識が必要です。
1.については同じなので、割愛します。上流工程の編集者になるにしても、もちろんライターとしての基礎的能力は必要です。
2.SEOやマーケを学ぶ
監督タイプはライティング力より、SEOの知識やマーケティング力が必要です。
一番手取り早いのは、自分でブログやアフィリエイトサイトを運営すること。
もしくは、一流のブロガーやアフィリエイターの元で働くことかなと思います。
ちなみに僕は個人ブログ運営しつつ、稼いでるアフィリエイターさんの元で仕事してました。
3.クライアントと同じ目線で考える
編集長ポジションで仕事をするためには、クライアントの分身になる必要があります。
分身は大げさですが、クライアントと同じ視点で考えられる人材じゃないと任せられることはないでしょう。
だからSEOやマーケを学ぶわけです。イメージとしては、設計図がかけない作業員を監督として雇うことはないですよね?そういうことです(?)
で、ライターとして、もしくは編集として仕事をしている時にクライアントに意見を伝えるのです。
みたいな。 クライアントに「こいつ、なかなか出来るな」と思わせたら勝ちです。
ちなみに僕は以前「このメディアの目的とターゲット、落とし所(案件)を教えてください」(そのほかにも言われたけど忘れた) とライターさんから言われたことがあり、その人を即編集に引き上げました。
こんな風に自分で考えて意見できる人は重宝します。とても。
4.仕事を巻き取る
ここまで出来ると、上流工程に引き上げてもらえる可能性は高くなります。
でも、この辺はそもそもそのポジションが空いてるのか?やりとりしているクライアントが権限を持っているのか?とか、クライアントマターも多分にあるので、運要素もあります。
編集を任されたという前提で話を進めましょう。 次にやるべきは「仕事を巻き取ること」です。
ライターからレベルアップして仕事を任されている時点で、あなたはある程度の信頼を得ています。
クライアントが面倒に思っていることや、悩んでいることを解決して仕事にしてしまいましょう。 例えば以下のような感じ。
こんな感じで、1つずつ仕事を巻き取っていく感じ。
少しずつ業務範囲を拡大していって、ありがたくクライアントに依存してもらえれば、もう勝ちです。
以上が監督タイプの戦略でした。
編集案件の探し方
ライティングと比べて編集はパイ自体が少ないので案件も多くありません。
編集案件を獲得するには以下3方法かなぁ、と現状思います。
- ライティング案件から徐々に巻き取る
- クライアントに紹介してもらう
- 編集案件を探す
ライティング案件から徐々に巻き取る
これは上述した方法なので割愛します。
一番時間がかかる方法ですが、未経験の人は一発目の案件獲得が大変なので、この方法が良さそう。
クライアントに紹介してもらう
すでに編集者として仕事をしている場合は、そのクライアントさんに紹介を頼んでみるのもありです。
ライターにはライターの友達がいて、メディア運営者にはメディア運営者の友達がいるものです。
あなたの仕事を評価されていれば、他の人に紹介してくれるかもです。
編集案件を探す
案件自体は少ないですが、もちろんゼロじゃないです。探せばちょいちょいあります。
などのクラウドソーシングサイトで探すのもありです。
自分が向いている方法で稼げばいいと思う
どっちが良いとかはなくて向き不向きとか、個人の価値観なので向いてる方をやればいいと思います。
それに自分がライターとして仕事し始めた時は、こんなことは一ミリも考えていなかったわけで。
「初めからここまで計画立てて行動する」というのはあんまり現実的ではないかもしれません。
が、頭の片隅に行動設計図としてあるだけでもキャリアが描きやすくなるのではないかなと思います。
僕自身ライター初期に知っていたらもっと効率よく動けただろうなぁ、と思うし。
とにかく、頭の片隅に入れつつ自分のキャリアパスを描いていってくださいませ。 お役に立てたら嬉しいです。
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